英語の話せないみなさん、こんにちは。
1ミクロンも英語が話せない状態で世界二周したりの(@ririririnotan)です。
ロスなぅなんですが、空港で、あまりに多くの国のスタンプが押されてあるパスポートに、めちゃくちゃたくさんの質問を浴びた私でしたが、
質問の内容が全てわからず、渾身の「サイトスィーン!!!」だけでくぐり抜けた自分に拍手とビンタを送りたい複雑な気持ち。明日はラスベガス。
— りの@女子旅専門家 (@ririririnotan) 2016年9月14日
ここにたどり着いたということは、海外に行きたい!もしくは行く予定がある!のだけれど、〝英語が絶望的!!〟と藁にもすがる思いの方でしょう。
・ある程度英語ができないと海外旅行(とくに個人旅行)は無理なのか
・難関(入国審査やレストラン)をどうやって切り抜けたらいいのか
・英語が必要なシーンや覚えておくといいフレーズを知りたい
・・・etc
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目次
英語ができないと海外旅行は無理!?
結論から言うと、苦労はしますが無理じゃないです。大丈夫です。
「そんなこと言われても不安・・・」という人は、私が世界一周したときのブログを見てください。
恐ろしいほど英語が話せていないことが、目を伏せたくなるくらい包み隠さず書かれていますから!笑
英語が話せなくて苦労したシーン集(これはほんの一部です)
超簡単な英単語で海外旅行はできる
例えばですが、ホテルにチェックインするとき、「予約しているりのです。チェックインお願いします。」という文章の英語で言わなければ通じないのでしょうか?
いいえ。
「りの」「チェックインプリーズ」で通じます。
もし予約をしていないホテルでも、かなり強引ですが人差し指立てて「ワン!」でも意思は通じます。
だって1人なのは見ればわかるし、ホテルのフロントで「ワン」といったら「1泊」っていう予想ができるでしょ?
誰もここで「ハンバーガー1つ」と言われているなんて思いませんよね。だってハンバーガー屋さんじゃないから。
ここが列車のチケットを買うカウンターなら、その「ワン」は「1枚」になるし、マッサージ店なら「1時間」になります(もちろん詳細が必要な場合もありますが)。
お互いの立場(ハンバーガーを売る店の店員・ハンバーガーが欲しい客・・・など)がはっきりしていればいるほど、詳細を伝えなくても意思は通じます。
伝えたい単語を直訳する必要はないですし、立派な文章にする必要もないんです。
初心者は、英語を「文章」で話すことがものすごく苦手。
単語単語なら勇気を持って言えても、「文章」となると一気に自信がなくなりますよね。
でもそれでいいんです。
英語が必要なシチュエーションの乗り切り方
とは言え、「チェックインプリーズ」と「ワン」だけではさすがに不安です。笑
海外旅行に行くにあたって、一般的に英語が必要なシーンは、大きく分けて5つあります。
■1:空港(入国・出国審査)
■2:飛行機内(ドリンク・機内食サービス)
■3:移動(タクシーなど)
■4:ホテルのチェックイン
■5:何かを申し込んだり、注文したりするとき
いや、全部やん!!
と思ったかもしれませんが、大丈夫です。ポイントさえおさえておけば。
では、それぞれ各シチュエーションの乗り切り方を見ていきましょう!
空港での出入国審査
今わたしは本気で英語を勉強している。
まずは次の旅行までに、入国審査でドキドキしないように、質問内容と受け答えを完璧にしているところ。
…おっそ。
— りの@女子旅専門家 (@ririririnotan) 2018年2月10日
私の経験から言うと、出入国審査でよく聞かれる定番フレーズ以外に、あれもこれも聞かれることってほとんどないです。
その人の挙動や渡航履歴、国の情勢によっても変わってくると思いますが、
〝日本のパスポート〟ってだけで信頼が大きいのは少なからず関係していると思います。
これまで50ヶ国近く旅をしてきた私の場合は・・・
・まったく質問されない
・2~3つの質問を受ける
のどちらかが多かったです。
仮にここで英語がまったく理解できずフリーズしてしまっても、向こうも慣れてます。
質問の仕方を変えて(イージーな単語にして)質問し直してくれることが多いです。
私もしょっちゅうフリーズして、たぶん的外れな回答もたくさんしてきました。
質問内容は大体この3つ
例文1:「What is the purpose of your visit?(滞在の目的は?)」
例文2:「How long will you be staying?(滞在期間は?)」
例文3:「Where are you staying?(滞在場所は?)」
これも最悪、文章全部覚える必要はありません。
各文章のアンダーラインの部分だけ頑張って聞き取ってください。
「purpose」は目的。
英語初心者チームの私たちにはちょっと聞き慣れない単語ですよね。
カタカナだと「パーパス」って読みます。
これだけはちょっと頑張って覚えてください。一度グーグル翻訳の「聴く」の機能でちゃんとした発音を聞いてみた方がいいです。
ハッキリと日本語読みで「パーパス」とは言っていないので。
「How long~」と言われたら長さ。
さて、ここで該当する長さとは?
入国審査官がガンジス川の長さ聞いてくると思います?関係ないですよね?
つまりここで聞かれる長さは旅行の長さです。「何日滞在するの?」ってこと。
「Where〜」は場所。
あなたがこの国にいる間、どこに滞在するのかを聞いています。
たまに「仕事は何をしてるの?」と違う質問をされたり、「帰りのチケットを見せて」と言われたりすることもありますが、最低限今お伝えした3つをおさえておけば何とかなります。
相手が発する言葉の中に、鍵となる単語を探しましょう!
さて、回答例はこうです。
例文1:「Sightseeing(観光:サイトスィーン).」または「Vacation(休暇:ヴァケーション).」
例文2:「5days.」「1week.」(5日間・1週間:実際に滞在する日数)
例文3:「Pennsylvania Hotel(ペンシルバニアホテル:ホテル名など滞在する場所の名前).」
ちなみに最近では「自動ゲート」を採用している空港も増えてきています。
例えばロサンゼルスのLAX空港では「APC」という自動入国審査端末機が導入されていて、
この機械で自分で入国審査手続きができちゃうんです(実際はそのあと有人のカウンターを通るのですが、チェックが通常より簡素化されます)。
日本語も対応!いぇ〜い!
飛行機内
英語ができない人にとって、もっともドキドキするタイミングは飛行機の「ドリンク」と「機内食」のサービス時。
個人的に、英語初心者でも伝わりやすい飲み物は「コーク」(コーラ)と「オレンジジュース」だと思ってます。笑
「ウォーター(水)」は発音が難しいです。
伝わらないけど、どうしても水が欲しい場合は、水を直接指差して「This one, please.」と言ってみましょう。
例文:CAさん:「Would you like something to drink?(何かお飲み物はいかがですか?)」
私たち :「飲み物(coke),+Please.(コーラをください)」
次に機内食。
座席前の冊子に機内食の案内が書かれてあれば、事前にどんな食事があるかわかるので準備しておけます。
しかし冊子がないとき、あっても何が書かれているかわからないときは、アナウンスが聞き取れない私たちは、
CAさんが目の前にくるまで食事内容がわかりません。
でも大丈夫。
航空会社にもよりますが、機内食は大体「ビーフ」「チキン」「フィッシュ」のどれかであることが多いです。
CAさん:「Would you like A or B?(AとB、どちらがよろしいですか?)」
この「AorB」に「ビーフ」か「チキン」か「フィッシュ」が入ってきます。
なので、ここを乗り切るコツは、CAさんの発する言葉から「ビーフ」「チキン」「フィッシュ」のどれかを聞き取ることです!
私たちの回答:「Beef Please.」丁寧に言うなら「I’d like beef, Please.」
万が一まったく聞き取れなかったら・・・?
予想外の変化球が飛んできたら・・・?
そしたら私はこう言います。
残念ですが、選択の余地は諦めます。笑
CAさんにとっても、食事の配分を調整できて都合がいいと思うので。
隣の席の人の機内食を指差して「Same one, please.(同じものをください)」でもいいですね!
ホテルにチェックインするとき
さて、飛行機を降りて、いよいよホテルへチェックインです。
冒頭で少し触れましたが、ここも完璧な文章でなくても伝わります。
「Check in please.」でも通じますし、丁寧に言うなら「I’d like to check in please.」。
いろいろ記入しなければいけないものもあるかもしれませんが、もうここまできたら大丈夫。
ホテルや小さな宿でも、海外はほとんどの場所で「Wi-Fi」があります。
わからないことがあれば、Wi-Fiを繋いで調べてしまいましょう。
このとき、ホテル利用の注意点や、チェックアウトの時間などを説明してくれることが多いですが、
聞き取れずどうしても気になることがあれば、Wi-Fiを繋いだあと英訳機能を使って質問してもいいと思います。
Wi-Fiについての聞き方は「Do you have Wi-Fi ?(Wi-Fiはありますか?)」で大丈夫。「Wi-Fi?」でも通じます。
何かを申し込んだり、注文したりするとき
チェックインできたら、いざ!お店でごはんを食べましょう。
屋台やレストランで注文するとき、私は基本的にメニューを指差して「This one, please.(これください)」です。
2つ以上あるときは、「This one, and this one please.」です。笑
メニューが手元になかったり、食べたいメニューがどれかわからないときは、
現地の伝統料理なら事前に調べてスクリーンショットした写真を見せたり、お店の前に写真付きの看板が出ていたりしたら、それを写メって「これください!」と写真を見せます。
あと私がよくやるのは、メニューの料理名を指差して「What is this?」と店員さんに聞くこと。
その料理について説明してくれる内容は98%聞き取れていませんが、
「ポーク」や「チキン」「スパイシー」など、料理を想像するヒントになる単語が隠れています。
よーく耳を澄ましましょう。
他にも英語が必要な場面での乗り切り方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
海外旅行で最低限覚えておきたい英語のフレーズ
これまで紹介してきた英語以外に、覚えておくと非常に便利だと思うフレーズはこちら。
「Do you have 〜?(〜ありますか?)」
「Can I 〜?(〜できますか?)」
「I want to 〜(私は〜したい)」
これは、世界一周中ものすごく使いました。
・Do you have Wi-Fi?(Wi-Fiありますか?)
・Do you have a Toilet?(トイレはありますか?)
・Can I take a picture?(写真を撮ってもいいですか?)
・I want to go to Istanbul.(私はイスタンブールに行きたいです。)
困ったときに、こちらが何をしたいのか要望を言えなければ、相手も助けようがありません。なので、この3つはとても便利です。
まとめ
いろいろとご紹介してきましたが、実際は行く国によっても状況はかなり変わります。
例えば日本人観光客が多い場所では、ほとんど日本語が通じてしまったり、
日本人が観光しやすいように配慮してくれていたりすることも多いです(日本語のメニューを用意してくれているなど)。
今日ご紹介した内容は、本当に英語が絶望的な人のために書いたものです。
相手に失礼や迷惑がないように、本当はもう少し丁寧な言い方ができればもっと良いでしょうし、国にお邪魔する分こちら側の努力も必要だと思います。
英語を話せた方が、トラブルを防げたり、現地で出会った人と親密になるチャンスも増えたりするかもしれません。
ですが、英語が弊害になって海外旅行に踏み出せない人は、今回の記事でもし少しでも「私でも大丈夫かも・・・?」と思っていただけたら、これをキッカケにまず一歩踏み出してみてください。
きっと大丈夫。
言葉も大事ですが、表情やジェスチャー、声の抑揚など、言葉以外のコミュニケーションは私たちにもできます。