こんにちはっ！
さて、本日は。。
嘆きの壁で嘆いた話です！！！
ふざけてません！笑
死海、
旧市街で
キリストが十字架担いで歩いた道を辿ったあと、
私たちはそのまま
嘆きの壁へ向かいました。
これがその
【嘆きの壁】。
ここは
ユダヤ人の聖地で
かつてここには
ユダヤ教の神殿が建っていたそう。
神殿破壊後、
一部だけ残ったこの場所に
祖国の復興を祈ったのがはじまりだとか。
壁の隙間から出ている草。
ここから
夜露がポタポタ落ちるのが
涙を流しているようだ、として
【嘆きの壁】
と呼ばれるようになったそうです。
この祈る場所は
男性側と女性側で分かれております。
るーさんは男性側のみ
私は女性側のみしか入ることは許されません。
そこでいつも、
写真を撮る＝ｉＰｈｏｎｅ
のるーさんに
私の一眼レフを託しました。
これで男性側の写真よろしく。
って。
ただ、もうこの時点で
私のカメラは
ローバッテリー。
電池マークが
赤く点滅しておりました。
カメラを渡した後、
私はその後すぐ、
女子側を撮りに行きたかったため
『ここで待ってるね。』
と、壁の前の広場で待っていました。
しかし
５分たっても
１０分たっても
彼は戻って来ない。
イライラ・・
カメラの充電切れちゃうよ・・
そしてしばらくして
るーさんが戻って来ました。
そして私が
最初に言ってしまった言葉。
『遅～い(-_-)』
るーさんは
『だって、ちゃんと見たいやん。
そんな２～３分で戻って来れるわけないやん。』
それはわかってる。
でも。。
『カメラは？』
『あぁ、いっぱい撮ってたら、充電途中で切れちゃった。』
やっぱり。。
知ってたじゃん。
今日、死海からずっとカメラ使ってて
充電なかったこと。
渡すときも
もう充電ないから、って言ったじゃん。
私も女子側を撮りたかったのに・・。
サクっと撮ってから
ゆっくり見る、でもよかったじゃん。。
この時私は
カチンときてしまいました。
まぁ、こんなのは今思うと、
言葉と思いやりが足りなかったな、
って反省出来るんですが
喧嘩とは怖いものです。
そこから、
出るわ。出るわ。
日頃の不満。笑
ここで
全てを言ってたらキリがないので
言いませんが、
私はちっちゃいストレスを
ずっと溜めてました。
仲直りしたはずの
過去のケンカを
いちいち
掘り出したいわけではなかったし
一個ずつ、
根に持っていたわけでもないんですが
溜まっていたんです。
ケンカして、仲直り。
じゃあ二度と
同じ事でイライラしないかっていうと、
違う。
パターンは変わるけど
結局のところ
根本的なところで
解決出来てないことが多く、
毎度同じようなところで
小さなストレスを感じていました。
それが、今回
爆発してしまった。
それに対し、るーさんは
最初は感情を抑えながら
静かに言い合っていたものの
あるタイミングで
ブチ切れ。
持ってもらっていた
私の水着入れを地面に叩きつけ、
『もう知らん！！好きにしろ！！！！』
と、怒鳴り
私を置いて去って行きました。
カバンは破損。。
退職のとき
もらった大事なカバン。。
ヒドイ！！！！
怒りと悲しみが
ブワーーーって襲ってきて、
同時に
周囲の視線が
ものっすごく痛かった・・！！
泣く？
逃げる？
どうする！？
動けなくなる私。。
どうしたら・・。
視線が痛い。。
気持ちのやり場がない。。
そして、私は
壁の前へと移動しました（´･ω･`）笑
しばらくいろんな事を考えた。
カメラの充電切れたことなんて
大したことじゃないじゃん。
なんであそこで
『遅い』と言ってしまったんだろう。
その後も
引くどころか
今までの不満爆発。
今までの自分を反省、見つめ直す、プラス
でも
もうるーさんとは一緒にいれない。
という思いが
頭の中を支配しました。
ここまで来たけど
もうダメだ。
もともと
考え方も価値観も
全く違うから
衝突もすごく多かった私たち。
週に１～２回
会うカップルじゃないから
なおさら。
我慢する事が多かった。
考え方や
価値観って、そうそう変えられるものじゃない。
だから、我慢が多かった。
我慢の後、
納得して、理解することもあったけど
やはり最初は
頭で理解の前に
感情が反応してしまう。
だから苦しかった。
我慢が多かった。すごく。
るーさんという
一人の人間を理解するまでに
先に私が壊れちゃうんじゃないか。
そう思ったら
涙が止まりませんでした。
なんでうまくいかないんだろう・・
壁の前で泣くこと
２時間。笑
辺りは真っ暗に。
帰ろう・・。
涙を拭って立ち上がりました。
この旧市街。
入り口の門が何個も存在しており
出る場所を間違うと
もう訳がわからないんですが
案の定、私は
出る場所を間違え
暗い夜道を
１時間半、さ迷い歩きました。笑
ちなみに
ここから宿まで
徒歩１０分。笑
マジで帰れない、って思ったけど
もうこの際
帰れずにのたれ死んでもいいや、って思ってた。
でも、見覚えのある場所まで辿り着き
無事帰宅。笑
ドミで寝ていたるーさんに
『ただいま』って言ったけど
もう口も聞きたくない様子。
結果私たちは
その後
２日間、
一言も口を利きませんでした。
その間
ずーっといろんな事を考え
私の出した答え。
明日チェックアウトしよう。
その後一人でヨルダンに抜けよう。
携帯がないため
ヨルダンへの抜け方を
必死にメモり
滞在先も全部、
一通り調べ通しました。
一人旅のとき当たり前にやってたことが
なんだか
こんなにも寂しいなんて。。
チェックアウトする前日の夜。
離れることを決めたとは言え、
こんなに一緒に苦楽を共にした相手と
こんな別れ方は嫌だと思い
お別れを言うために、るーさんを呼び出しました。
話もしたくなさそうなるーさん。
でもまず謝って、
思うことを全て言いました。
１時間以上話したかな。。
結果。
仲直りしました。
でも、今後ずっと一緒にいるかは
もう少し考えて答えを出そう。
という話になりました。
冷静なときに
自分や、お互いを観察しよう、って。
まぁ。。
結果的に
その後もずっと一緒にいましたけどね。笑
いったん仲直りすると
ビックリするくらい仲良しに戻ります。笑
一緒にいることが楽しくて、
いっつもバカやってます。笑
離ればなれになるなんて
考えられない！
・・・だからケンカ繰り返すのかな？笑
ノロケじゃありません！！！
今だから
笑い話になりますが
この時本当に辛かった。
２人旅になってから、
なんの為に世界一周してるんだろう、
って思うくらい
毎回、試されていた気がします。
自分の
忍耐力
器の大きさ
相手を想う気持ち
恋愛を通して、
私はこうして
いろんな感情になり
考え、悩み、成長したと思ってます。
だって恋愛って、
一番、素の自分が出ませんか？
仕事してる自分でもない。
友達と遊んでる自分でもない。
家でのんびりしている自分でもない。
全部自分なんだけど
恋愛が一番
素の自分が見れる気がする。
相手にそれを見せるかどうかは別として。
だから私は、
知らない自分にいっぱい出会ってきた。
問題の解決は
問題に気づくことで半分以上は解決したようなもの、
とも言いますもんね！
自分が
変えたいなぁ、とか
こうなりたいなぁ、とか言う前に
まず、本当の自分を知らなきゃダメですね。
私は、
るーさんのおかげで
弱い自分も
ダメな自分も
本当にいっぱい見ることが出来た。
相手が完璧だったら
無理だったかもしれないけど。笑
今回こそは
もう修復不可能だと思ったけど
こうして
私たちはまた
２人で旅をすることを選びました。
嘆きの壁の前で泣かされた事は
一生、根に持つけどね！！笑
嘘です。
生涯の笑い話です。ありがとう。
ではっ！
