スキルなしの状態からフリーランスになるには。具体的な手順と収入アップの方法

スキルなしの状態からフリーランスになるには。具体的な手順と収入アップの方法
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スキルがない状態から目指しやすいフリーランス業

スキルがない状態から目指しやすいフリーランス業

では早速はじめていきましょう!まず、スキルなしの状態で目指しやすい業種について。

目指すだけならどの職種でも可能ではあるのですが、初心者がチャレンジしやすいのはこの辺り。

  1. Webライター
  2. ブロガー(アフィリエイター)
  3. 動画編集者
  4. ネットショップ運営

多少絵が描ける人ならイラストレーターもチャレンジしやすいと思います。また、Webデザイナーも初心者が比較的目指しやすい職種だと言われています。

どれも極めるにはものすごい努力が必要ではありますが、プロ並みのスキルがなくてもお仕事可能なのがこの辺りだと思っています。

ちなみに今の私は

  1. Webライター
  2. ブロガー(アフィリエイター)
  3. 講演会やイベント登壇(コロナにより休止中)

で収入を得ています。

また、イラストも勉強中。近い将来、「イラストも描けるライター」として活動できれば、もっとお仕事の幅も広がると思い、頑張っています。

フリーランスになるための具体的手順

フリーランスになるための具体的手順

結論から言うと、

  • STEP1
    今の状態を見直す
  • STEP2
    副業または転職で環境を変える
  • STEP3
    自分メディアを持つ
  • STEP4
    SEOを勉強してスキルを磨く
  • STEP5
    仕事や収入を増やす行動に出る

りの
りの
説明していきますね。

いま自分がやっていることが本当に将来につながるのかを見直す

いま自分がやっていることが本当に将来につながるのかを見直す

ではここで、私がフリーランスになるまでの経緯をお話します。

7年ほど前、私はとあるスポーツ会社を辞め、世界一周に出ました。同時にブログも開始。

今のようにブログで稼ぐ、なんてことがまだまだ当たり前に言われるような時代ではなかったので、収益化など一切考えていない単なる日記です。

日々経験したことを「聞いて!こんなことがあったの!」と友達に話すノリで書いていました。

スキルと言えばパソコンを打つスキルくらい。Webの知識なんてゼロです。

2年ほど続いたブログは、世界一周終了と伴に完結。

その後、昼と夜のアルバイトを掛け持ちしながら、近い将来Webライターになれたらいいなぁ、となんとなく考えていました。

そこで、旅中書いていた日記ブログをSEO(検索結果で上位に表示されるようにすること)を意識した情報ブログにリニューアル。

ただ、日々の仕事が忙しすぎてブログなんて書けても月1~2本。そんな毎日を過ごしているうちにいつの間にかブログ自体書かなくなってしまい、平気で8ヶ月くらい放置していました。

「勉強しなきゃなぁ」
「時間作らなきゃなぁ」

なんて思いながら日々過ごしているうちに、あっという間に2年くらい経過。そしてようやく気づいたんです。

私いま、目指す未来に繋がること、なにひとつやってない…!

…と。

当時のお仕事は、昼はパチンコ屋さん、夜はクラブと掛け持ち。時給はどちらも良かったので、それなりに稼げていました。

でもふと。

目先のお金ばかり考えて仕事しまくった結果、結局将来やりたいことに一歩も近づけていない。「時間がない」のを理由に、家で勉強することも皆無。

ものすごい無駄な時間の使い方を2年もしてきたんだな…と。

パチンコ店員のスキル磨いたって、お酒を作るスキル磨いたって、私が目指す将来になんの利益ももたらさないですから。

稼ぎがいいから冷静に考えられなかったんですよね、2年以上も。そして決意しました。

「目指す将来に確実に繋がる仕事をしよう」と。

その後私は、すぐにパチンコ店員も夜のクラブも辞めて、大手出版社のデジタル事業部へと入りました

…なにが言いたいかというと、みなさんの今やっていること、本当に目指す将来に繋がるのかどうかを一度考えてみてください、ということ。

Webライターになりたい人が、パソコンも持たず、本を読むこともなく、毎日コンビニのレジ打ちのアルバイトをしていて、1年後Webライターに近づいていると思いますか?

本当にWebライターになりたいなら、少しもWebライターにかすらない今の生活をどこかしら変えなきゃいけません。

  • パソコンを買う
  • SEOを勉強する
  • ブログをはじめる

など、目指す場所に向かって今の生活を軌道修正する必要があります。

こうして聞くと「当たり前だ」と思うかもしれませんが、意外とこれができておらず、ズルズル居心地のいい生活を続けている人、結構多いです

チャンスがきたら…、いつか良きタイミングで…、なんて言ってたら、一生きませんからね、そんなの。

将来につながることを今現在できているか、それをもう一度、見直してみてください。そしてできていないとしたら、仮に収入が下がっても、将来につながる方を選んだ方がいいです。

そうじゃないと、1年後も2年後も、きっと同じ生活してますよ

りの
りの
コンフォートゾーンをまず抜けましょう。これ、絶対です。

副業または転職で環境を変える

副業または転職で環境を変える

では、手っ取り早く目指す道をロックオンする方法をお伝えしますね。

それは、「転職」をすることです

もちろん器用に行動できるなら、副業でもいいです。

例えばライターを目指すなら、

  1. 本業とは別にクラウドソーシングでお仕事をもらいつつ、少しずつ実績を増やしていく。
  2. 初めは1文字1円程度の案件を受けながら、徐々に単価を上げていく。
  3. スキルもついてある程度稼げるようになったら独立。

この流れが定番ルートだと思います。

クラウドソーシングで有名なのはこの辺りでしょうか。

ここからお仕事をもらってもいいのですが、誰でも書ける記事ってめちゃくちゃ安いんです。恋愛、旅行辺りはその代表ですね。下手したら1文字0.5円以下、なんてのも結構あります。

1文字0.5円で2,000文字の記事なら、1記事書いて1,000円です

人にもよりますが、2,000文字書くのに2時間や3時間かかるなんてザラです。最初は一日中やって、ようやく1記事できあがる、ってとこでしょう。

スキルがない人は、まずここからはじめて徐々に文字単価を上げていく、っていうのが定番ルートですが、これって相当根気よくやる必要があります。

依頼側もある程度単価のいい記事は、それなりに経験のある人に書いてほしいもの。ライティング経験なしの人に、1文字3円とか4円の記事は普通なら任せませんよね。

つまり最初は、クラウドソーシングに登録して「よっしゃー!やるぞー!!」と思っても、

書きたくても書かせてもらえないor書ける記事は単価超低い

かのどちらかです。

ここを乗り越えて、徐々にスキルと実績を作っていくのももちろんアリなんですが、私の場合はスキルや実績ができる前に挫折するだろうと思ったので、この方法は選びませんでした。

隙間時間を使って副業、しかも大したお金にならない仕事…。実績を作るためだとわかっていても、お金も稼げず、先も見えずだと、気持ちが萎えてしまいます。

ならば、お金をもらいながら勉強した方が良くないか?

そう思い、私はライター業を募集していた大手出版社のデジタル事業部に入りました。

これなら働いている時間まるまる自分の勉強&スキルアップの時間になります。

知りたいことを教えてもらいながら同時に経験も積めて、さらにはそれでしっかりお金もらえるんだから、これほど効率の良いことはないですよね?

後述しますが、コネを作るという意味でもかなりいいです

月収は下がりましたが、結果的に今こうして倍以上のお金を稼いでいます。

あのときこの決断をしなかったら、私は今でもパチ屋とクラブで働いていたかもしれません

隙間時間で副業するか、スキルを学べる職種に転職してしまうか、どちらにしても、今の状況からステップアップするには「時間の確保」が必要です。

ならば、お金をもらいながら勉強できて、かつ経験も積める転職。これ、個人的に最強だと思っています。

ただそう簡単に転職って言うけど…問題点もありますよね。

例えば…

  1. 就職(社員)してしまったら、簡単に辞められないのでは?
  2. 希望の企業があっても家から遠くて通えないところばかりなんですけど…
  3. そもそも現段階でスキルがないのに、希望の企業になんて入れるの?
りの
りの
この問題点について、ひとつずつ解決策を提案していきますね。

就職(社員)してしまったら、簡単に辞められないのでは?

就職(社員)してしまったら、簡単に辞められないのでは?

私は社員になるつもりはありませんでした。そう簡単に辞められないし、旅行も行きづらい。笑

会社にもよるのだろうと思いますが。

じゃあ、社員じゃなくアルバイト募集でも探してみようものならまぁ安い!時給が安い!

こんなんじゃ、固定費ほとんどない実家住まいの人しか生活できませんやん、と思うようなものばかり。

そこで目をつけたのが「派遣」です

面倒なのは最初の登録だけ。

実は派遣会社って、クリエイティブ専門の業種を紹介してくれてるところ結構あるんです。ちなみに私は「テンプスタッフ」でお仕事を紹介してもらいました。

他にもライターや校正、編集のお仕事を多く扱う派遣会社で、「あとらす二十一」や「リクルートスタッフィング」などがあります。

で、派遣のいいところって

  • アルバイトと比べて時給が高いこと
  • 契約中はしっかりお金がもらえるので、働いてる間は収入が安定すること
  • 3ヶ月更新だから違うと思ったらすぐ辞められること

もちろん、「こいつ全然使えねぇな」とあちらから切られるリスクもありますが、「未経験OK」な案件を出しているところも多いので、よっぽど仕事ができない人でない限り、最初の3ヶ月で契約更新を断られるってそうそうないと思います(というか試用期間を設けている企業もあります)。

これはあくまで私の経験からなので断言はできませんが、「お手軽さ」を考えたら派遣を使ってスキルアップしない手はないと思います

ちなみに時給は企業にもよりますが、ライター系なら1,400円~1,600円辺りが妥当。高いところだと1,700円以上のところもあります。

1日8時間働くとしたら、月235,000円~285,000円くらいもらえる計算です。

手取りはもう少し減りますが、それでも20万前後は確実。生活できますよね。

もう少しほしい!と思うのなら、先ほど紹介したクラウドソーシングで副業してもいいと思います。本業、副業とダブルでやったら、収入が増える上スキルアップの速度も倍になりますよね。

また派遣以外にも、編集プロダクションに所属してしまうのもアリ

編集プロダクションとは、出版社など企業から依頼を受けて、Web記事や小冊子、書籍などを作って納品する会社です。

つまり「下請け」ですね。

執筆だけ行う場合や、編集だけ行う場合、取材・執筆・編集・校正まで全部行う場合もあります。

ここに所属するメリットは、お給料をもらいながら、さまざまな分野の本や記事ができあがるまでの工程をひと通り学べること。業界のプロから仕事を学べるのは大きいと思います。

この職業を経験後、フリーライターやフリー編集者に転身する人、かなり多いんですよ

ちなみにこの、編集プロダクションの派遣募集をしているところも結構あります。

希望の企業があっても家から遠くて通えないところばかりなんですけど…

希望の企業があっても家から遠くて通えないところばかりなんですけど…

私は横浜住まいだったので東京方面には行けるっちゃ行けるのですが、ライター業で募集している企業の多くが「満員電車必須の路線」か「片道1時間半以上かかる場所」でした。

こういったクリエイティブ系ってほとんど首都圏なんですよね

私は引っ越しをせずに耐えましたが、これもぶっちゃけどうにでもなります。

今は敷金礼金初期費用ゼロ、家具付きですぐにでも入居できる家はわんさかあります。

例えばオークハウス

ここはシェアハウスですが、女性専用やシングルルームも多く、場所によりますが、めちゃくちゃキレイな物件かなり多いです(私も2年ほど利用したことあり)。

また最近では、「Hafh(ハフ)」や「NOW ROOM(ナウ ルーム)」なんてのもあります。

Hafhとは旅をしながら働く拠点を選ぶことが可能な、定額制のサービス。全施設Wi-Fi完備で個室に泊まることもできます。

NOW ROOMは、敷金礼金、仲介手数料なしで、水道光熱費、Wi-Fi代込み、家具付きでいろんな部屋を月単位で借りられるサービス。月4万円代のところもあれば、ちょっといいホテルまでさまざま。

アプリで部屋を探して予約後、鍵を受け取ったらすぐ入居できます。

入るときも出るときもスムーズだから、極端な話、「今月は渋谷付近、来月は新宿付近で暮らそうかな♪」なんてことも可能なんです。

奇抜な生き方だと思うかもしれませんが、フリーランスを目指すなら、これくらいフットワーク軽めに動く練習をしてみてもいいかもしれません。

きっと場所にとらわれずに働きたい、と思っている人が多いと思うので…。

ちなみに現在住んでいる家の契約が残っていて、今解約してしまうと違約金がかかる、って方もいるかもしれませんが、私なら違約金を払ってでも退室します

次の更新日が2〜3ヶ月後なら待ちますが、あと半年、1年、なんて残ってたらマジで時間がもったいない。

そんな月日があったら、その期間でスキルつけて独立できちゃいます。

それぞれの生活事情もあると思うので簡単には言えませんが、首都圏に住んでいない方でも「スキルを磨く期間」として、数ヶ月都心付近に生活拠点を移すことは今の時代、ほとんど費用がかからず、意外と簡単にできてしまうんです

こういう選択肢もあるということ、知っておいてください。

そもそも現段階でスキルがないのに、希望の企業になんて入れるの?

そもそも現段階でスキルがないのに、希望の企業になんて入れるの?

一番の問題はここかもしれませんね。

私もまさに、ブログはやっていたけど宣言できるほどSEOに強くなかったし、実務経験なし。

持ってる資格なんてスポーツ系のものしかなかったし、パソコンは打てるけど、エクセルなどのオフィス知識も普通…いや、むしろもう10年くらい触ってなくてど素人レベルでした。

こんな状態で派遣に登録することすら危ういんじゃないかと思いましたが、ぶっちゃけそれは問題なしです。

ただ、ライター募集をしている条件のいい企業は、その応募要件に、エクセルやパワポなどのオフィス系以外にも、フォトショップやイラストレーターなどの基本操作ができることが必須、なんてこともあります。

必要に応じて基本操作くらいは練習した方がいい場合も。

でも派遣のいいところは、未経験OKのところが結構あること

お仕事でのライター経験がなくても、PC入力スキルがある人とかワードプレスを使ったことがある人、書くジャンルによっては旅行が好きな人、ファッション誌をよく読む人…など。

特別な資格やスキルがなくても、募集しているところは探せば結構あります。

ちなみに私が入った出版社はフォトショップ(画像編集ソフト)スキル必須でした。

神保町にある超大手出版社で、仕事の募集内容が「女性メディアの記事構成とライティング」がメイン。サブで画像編集もやってもらうとのこと。

やりたいと思っていた仕事内容にドンピシャな募集だったので、逃すわけにいきません。

しかし私、この時点でフォトショップ使ったことありませんでした。で、どうしたか…。

「フォトショの基本操作、できます!」と断言しました

りの
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最低野郎です。

そしてフォトショップが使えると断言したおかげで、見事その企業で派遣社員として働くことが決定しました。

ちなみに派遣は、相手企業からの「面接」はありません。「顔合わせ」です。派遣会社の担当者が、「募集条件に合った派遣社員がいます」と紹介する、という感じです。よっぽど問題がない限り、そのまますぐにお仕事開始です。なので企業から採用してもらうという感じではなく、派遣会社の担当者に推してもらうためにアピールした方がスムーズかな、という印象。

さて、本当に嘘ついたままだとやばいので、派遣が決まったあと、たまたま持っていた「アフィニティフォト」という、フォトショ同等の画像編集ができるソフトを使って、基本操作を1から勉強しました。

多少操作の仕方は変わりますが、感覚的に似たような操作ができます。

就労後も本当はよくないのですが、頼まれた作業の操作がどうしてもわからなかったときは、こっそりスマホでやり方を検索しながらやっていました。

本来だったら応募資格もなかった私ですが、最終的にこの出版社で評価されることになります(後述)。

なにが言いたいかと言うと、「飛び込んでしまうのもアリ」ということ。

できないものを、できる!と言った私の罪は重いですが、やるしかない状況に自分を追い込んでしまうということも、ときには必要なんじゃないかと思います。

また、会社にもよるかもしれませんが、多くの派遣会社は、登録してくれている派遣社員に対して(実際に就業していなくても)、「スキルアップ支援」を用意しています

OAスキルや語学スキル、ITエンジニアスキルまで。不安であればまずここで基礎をつけてから、もしくは働きながら参加する、でもいいと思います。

ちなみに派遣社員は男性もいるし、私が働いたこの出版社で言うと、年齢も40~50歳くらいでまったくの未経験で入ってきた方もいます。主婦の方もいて、その方は時短契約にしていると言っていました。

8時間週5日がきついなら、週3日で募集しているところを探せばいいし、提案してみるのもあり。

今やっている仕事を完全に辞めてしまうのが不安なら、出勤日数を減らして、減らした分をスキルアップする業種の会社で雇ってもらえばいいです。

自分がどう働こうと、自由ですから。

絶対に派遣をやれ、ということではありませんが、自分で勝手に「不可能」のレッテルを貼らずに、思い切って自分が目指す業界に飛び込んでみてください

りの
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やらざるを得ない状況を作ってしまう。これは、いつまでも次に進めずうじうじしがちな人にぴったり!

自分メディアを持つ

自分メディアを持つ

「自分のブログだけライティングして、アフィリエイトで稼いでいきたい…。」

実際にそうやって稼いでいる人はたくさんいます。

でも、正直ブログで稼ぐのは長期戦になるので、なるべく早くフリーランスになりたい人にとっては、あまり現実的ではありません。

もちろん始めて3ヶ月~6ヶ月くらいでガツンと稼ぐ人もいるし、チャレンジしようとする人に無理だよ、と言いたいわけではないのですが、

  • 確実に稼げるようになるという保証がない
  • 稼ぐまで相当な時間を確保しなければいけない
  • 稼げるようになるまで収益はほぼゼロ

リスクなしで始められるのがメリットのブログも、他の収入源なしでこれだけに頼ろうとするリスクは結構でかいと思います。

実家暮らしで支出をとことん削れる、って人はまだいいですが、一人暮らしの人は相当な貯金でもない限り、稼げるまでブログ一本でやるってのは結構厳しい。

最終的にブログで稼ぐことを目標にしたとしても、最初からブログだけで稼ごうとするのはおすすめしません

とは言え、自分のメディア(ブログ)は持っておいた方がいいと思います。

実は派遣の応募条件にワードプレス経験者優遇なんてのが結構あります。

派遣だけでなく、業務委託でお仕事を募集しているメディアや企業も、実務経験がなくてもワードプレスを使えたり、自分のメディアを運営している人は優遇されます。

自分のブログの一番自信のある記事を提出してください、なんて言われることもあります。

そりゃそうですよね。その人がどんな文章を書けるのか、どんな細かいプロフィールよりも、記事を見たら一発ですから。

それに、ブログを始めることでスキルアップします。

ただただ日記を書くのではスキル向上は難しいでしょうが、自分の好きなことや何かテーマを決めた発信は、後々大きな実力になっていくと思います。

「人に読まれる工夫」をしながら書いていくことが大事です

ちなみに私は旅ブログを運営していますが、このブログからお仕事依頼をいただくこともかなり多いです。

例えば、講演依頼やイベント登壇依頼。

  • 全国10箇所で開催する講演会でお話ししてほしい(30分3万円×10)
  • ○○主催のイベントで女子旅について話してほしい(40分10万円)
  • トラベルガールズフェスタのステージでトークショーをしてほしい(20~30分10万円)

こんな内容の依頼がきます。

話す内容をリハーサルしたり、当日使う資料を作り込んだりと、準備も含めた金額ではありますが、決して安い仕事ではないですよね。

また、PR記事作成の依頼もいただきます。

これも金額はまちまちですが、2,000文字で5,000円程度のものもあれば、2~5万円で依頼を受けることもあります。

さらに、テレビ出演の依頼を受けたことも。

これで出演料をもらえる上、多少の知名度、お仕事実績にもなるので、出演しない手はありません。

私のアフィリエイト収益はまだまだ少ない方ですが、それもプラスすると、変動はありますがライター業とは別に、10~15万円くらいの収益が発生しています(コロナの影響で現在はだだ下がり中…泣)。

今後イベントや講演会なども増やせれば、まだまだ知名度の低い私でも1公演につき10~15万円ほど見込めるので、ライター業はサブ的な感じにすることもできると思っています。

ブログは、記事を誰かに読んでもらう、アフィリエイト収入を得る、などの他にも、こうしていくらでも別のお仕事に繋ぐことが可能です。

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ブログをはじめたからといって、いきなりお仕事環境が整うわけではありませんが、SEO知識を深めるため、後々の活躍の場や収入源を広げるために、ぜひ開設をおすすめします。

Webライターを目指すならSEOは学んでおこう

Webライターを目指すならSEOは学んでおこう

SEOのSの字も知らずに、「未経験OK」で実際に働けるところもあります。

でもWebライターとして今後活動するつもりなら、SEOは遅かれ早かれ勉強しなきゃいけないことです(SEOは先ほど言った「読まれる工夫」のひとつです)。

と言っても、高いお金を払ってスクールに通ったり、高い商材を買う必要はありません。

私も自分でブログを書きながら、実際に結果を出している人が発信する情報を見て勉強しました。本も何冊か読みましたが、数が多ければいいってもんでもないと思います。

例えば今なら、マナブログのマナブさんが発信するYouTubeとかで十分勉強できます。ある程度SEOについて理解してきた私でも、繰り返し見てます。

ブログを書きながら、または記事を執筆させてもらいながらSEOは並行して勉強するべき。

SEOについて全然わからない人は、この辺りの記事が参考になるかと。→SEO参考記事

ちなみに〝記事〟と一口に言っても、記事には2種類あります。

  1. 自分の意見を言える記事
  2. 自分の意見を言えない記事

自分の意見を言える記事は、例えば商品のレビュー記事やコラム記事など。トラベルライターのように観光地に足を運び、体験記をレポートするような記事もここに当たると思います。

ある程度何かの分野において専門的知識がなければ書けないし、依頼も来ないでしょう。

自分の意見を言えない記事は、特定のキーワードに対して情報を集めて作るまとめ記事、取材記事(取材対象をPRする記事)、ニュース記事など。基本的に、執筆している人の主観を入れてはいけません

私のメイン収入のお仕事もこれ。依頼者に利益をもたらすように書くSEO記事です。

せっかくライターになるのなら、自分の意見を言える記事を書きたい!と思うかもしれませんし、こういった記事の方が単価も高い傾向にあります。

ですが、最初からコラムやエッセイなどで食べていくのは至難の技

特別な専門知識があるならまだしも、どこの誰かもわからない無名のライターの需要はかなり少ないです。

後々、そういったライターを目指すのはもちろん大賛成ですし、誰にでも書ける記事など書きたくない!って方は、はじめからそこを目指してもいいと思います。

ですが、まず「フリーランスになる」、これを優先するなら、後者のお仕事から増やしていくのが手っ取り早いです。

りの
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そしてそのためには「SEO」を勉強しておくべきなんです。

仕事や収入を増やす行動に出る

仕事や収入を増やす行動に出る

ここまでの話しをおさらいすると…

スキルがまったくない人は「本業を続けながら副業で実績を作っていく」、または「本業をスキルアップできる業種にしてしまう」のに加え、「自分のメディアを持つ」こと。

ここから始めるのがいいと言いましたが、ある程度スキルや経験がたまってきた方は、「Webライターを本業にするため」に、もしくは「さらなる収入アップ&実績作り」のため、次の行動に移りましょう。

ちなみにここからは、これから「自分の意見を言える記事」も増やしていきたい(得意なことの専門記事も担当したい)、という人にも参考にしてもらえると思います。

ライターの仕事を増やしていく&収入を上げる方法
  1. クラウドソーシング以外で仕事を探す
  2. 在籍した企業から引き続き仕事をもらう
  3. ブログから仕事につなげる
  4. SNSから仕事につなげる
  5. 媒体に直接営業する
  6. 編集プロダクションで外部ライターとしてお仕事をもらう
  7. 記事代行サービスのライターに登録する
  8. クリエイターEXPOに出店する
  9. スキルを掛け合わせる
  10. 値上げ交渉する
りの
りの
ひとつずつ説明していきます。

クラウドソーシング以外で仕事を探す

クラウドソーシング以外で仕事を探す

先ほど「派遣」は、スキルがなくてもお給料がちゃんともらえる上経験も積め、辞めるのも簡単だから手軽でいいと言いましたが、スキルがまったくのゼロでない人は、はじめからこの方法でお仕事を探してもいいと思います。

もちろん、クラウドソーシングから仕事を探してもいいんです。そうやってかなりの額を稼いでいる人は実際にいるので。

ただ、クラウドソーシングから仕事をとる場合、単価が安く誰でもできる案件(タスク案件)は、ほぼほぼ稼げません。スキルがついてからやるようなものではないです。

一方、ある程度単価がいい案件(プロジェクト案件)は、募集した案件に挙手したライターの中から、依頼者が直接選んで仕事の契約を結ぶ、という方式。

集まったライターの中から選ぶわけですから、依頼者は当然、スキルや実績があって信頼できそうな人を選びます。

条件のいい案件ほど人が殺到するので、その中から選んでもらうというのは結構大変。

一度採用されると長期間、継続的にお仕事をもらえる可能性もあるので、地道に単価のいい案件をゲットしながら、長期的にお仕事をもらえるよう努力できるなら、頑張ってみるのもありです。

が、私がおすすめするのは「クラウドソーシング以外で仕事をとること」

例えば、業務委託のライター募集案件が多い「indeed」。

報酬が高いところはそれなりに難易度が高いテストライティングを設けていますが、一度合格すれば継続的にお仕事をもらえ、かつ月の納品記事数に制限がなかったり(つまりいくらでも書いていい)、逆に月単位で納品数に融通をきかせてくれたりと、クラウドソーシングで多いお仕事案件よりも安定しやすい印象です

  • 在宅
  • ライター
  • リモート

これらのワードで検索してみてください。時期によってはとってもおいしい募集が出ていることも。

おすすめなのは、「報酬がはっきりしているところ」。

募集はしてるけど、もらえる額があやふやな(応募するまでわからない)ところも実際、結構あります。

例えば

  • 文字単価1円~5円以上の案件多数!
  • 1記事あたり2,000円〜20,000円!

こういうのって実際どれくらい記事を書かせてもらえるのかわからないし、蓋を開けてみたら最低でも100記事以上納品しないと次のランクに進めず、いつまで経っても文字単価1円とか、ぶっちゃけすぐには稼げないものが多い印象。

文字単価5円の記事は、金融、不動産、法律など専門性の高い案件がほとんどで、こういう高額案件を任せてもらえる人はおそらくごく一部です。

最初はこういうのをいろいろやってみて、この企業からは月○○円くらいもらえそうだなぁ、と徐々に計画をたてていってもいいと思いますが、

文字単価2円、1記事5000文字以上を月○本以上納品してくれる方!

と募集しているところを見つけた方が、計画はたてやすいです。

最終的には

  • A社で4本納品、2万円確保
  • B社で20本納品、6万円確保
  • C社で10本納品、4.5万円確保
  • D社で8本納品、4万円確保

という感じで、さまざまな会社からお仕事をもらって収入を分散させたり、

  • A社で50本納品、16万円確保
  • B社で10本納品、4.5万円確保

なんて風に、収入の柱となる企業を見つけ、足りない部分を他企業で補ってみたりするといいと思います。

(それぞれライティングのルールを設けていると思うので、あまりいろんな企業から仕事を受注して、ごっちゃになってしまうのも怖いですが…)

ちなみに私はまさにこの、Indeedで募集していた案件に応募しました。

【記事構成】月額報酬19万8,000円!リモートで効率的に働こう

ライティングではないのですが、キーワードにそった記事の構成を、月100本納品することで、19万8,000円が固定給としてもらえる、というものでした。

私はこのときすでに、出版社でかなりのスキルを磨いていたし、「大手出版社で1年半以上記事作成に関わってきた」という経験もあります。慣れれば1本1時間程度で作成できる仕事だというので、応募してみました。

一次試験は質問シートによる回答と、これまで書いてきた中で一番自身のある記事の提出。

二次試験は実際にお題のキーワードで記事を書くというテストライティング。

三次試験はWeb面接でした。

長そうですが、合格決定まで10日間ほど。直接足を運ぶこともなく、全部Webで完結です。合格後の契約書もです。

派遣のお仕事を続けたまま応募したので、収入面も問題なし。100本納品も実際に派遣の仕事を辞めてから開始しました。

ちなみに、テストライティングのお題は「住宅ローン 控除」。

りの
りの
「は?」と思いましたよ。え、むりむり、って。

そんな専門知識ないし。知らんがな。一番苦手分野。やめよっかな。って(クズ)。

ところが自分でも知らぬ間に、派遣で働いていた1年半の間に、記事を作成するためのリサーチ力や、記事構成の基礎がしっかり身についていたようで、なんとか合格。

ぶっちゃけ私はこれまで旅のことかファッションのこと、メイクやダイエット、ライフスタイル系のジャンルばかり担当してきていたので、「住宅ローン 控除」なんて絶対に書けないキーワードだと思っていました。

これを読んでいる方も「私だったら無理」って思うかもしれませんが、実はこういう一見難しそうなキーワードも、SEO記事の作り方をわかっていれば意外と書けるものです

もちろん、その分野に精通した専門ライターもいますが、よくあるメディアの量産系記事は、素人(ライターではあるけど分野専門ではない人)が担当していることがほとんど。

記事をライティングする上で重要なのは、文章よりも骨組み(記事構成)。ライティングの練習ももちろん必要ですが、構成が上手にできればある程度質のいい記事はできます。

それに、どんなキーワードも必ずリサーチが必要。

ある程度スキルがついたら、「このジャンルは無理」と切り捨てず、ぜひ単価がいい専門性の高い記事(クレジット・保険など)にもチャレンジしてみてください

私のように完全在宅の業務委託で、固定給を提案してくれる企業は少ないかもしれませんが、「最低15万円は稼ぎたい」などこちらが要望すれば、その分お仕事を振ってくれる場合もあります。

応募前に問い合わせてみるのもありです。

りの
りの
ただし、条件のいいところほどテストライティングの難易度は高いと思います。

そしてもうひとつ。以下もおすすめ。

クラウドテック

Wantedly

WorkShip

これらはフリーランス向けのエージェントです。

こういったエージェントは「エンジニア」「デザイン」系の案件が多いんですが、上記3つにはライター案件も結構あります。

ある程度スキルが求められる分、単価もそれなりにいいものが多いです。ライターで月20万とか30万の案件があることも。

時期によるかもしれませんが、女性が書きやすいファッション、美容、旅行系の案件も結構あります。

長期的な契約が多いので、収入も安定しやすいです。

ただ、エージェントが間に入っている分安心感はありますが、報酬から手数料が引かれます(クラウドソーシングも手数料は引かれる)。

りの
りの
自力で取ってきた案件ならそういったことはないので、「手数料なんて引かれたくない!」って方は後半で紹介する仕事の取り方を参考にしてください。

また、こういった募集は入れ替わりが激しいので、今いいのが出ていなくても数日後に条件のいい募集が出ていたり、気になっていた募集があっという間に締め切ってしまったりということもあります。

なのでこれは、スキル習得中から常にチェックしておいた方がいいです。

いろいろ言ってきましたが、

「時給換算すると数百円のお仕事を、クラウドソーシングで数ヶ月間受けつつ実績を積み、高単価な仕事を頑張って勝ち取り、少しずつお仕事を増やしていく」

というやり方より、

「どこかの企業に所属して数ヶ月間お金をしっかりもらいながら勉強し、スキルと経験がついたら単価の高い案件に応募し、その後も継続してお仕事をもらう」方が個人的には効率がいい気がします。

というか、挫折しないための工夫として、すごくいいルートだと思ってます。

とりあえず登録してどんな案件があるのか見てみてください。「意外とできそう!」な案件、結構ありますよ。

クラウドテック

Wantedly

WorkShip

在籍した企業から引き続き仕事をもらう

在籍した企業から引き続き仕事をもらう

私の今現在のメインのお仕事はこれ。

派遣でお世話になった大手出版社から、退職するときに引き続きお仕事をもらいました。

最初は先ほど紹介したindeedで探したお仕事が受かり、フリーへの転身を決めた私でしたが、退職の意思を申し出たときに、引き続きお仕事をいただけることになったんです

本来応募資格もなく、できないものをできると言って無理やり入った出版社のデジタル事業部。

楽天などさまざまな業界からヘッドハンティングされた、クリエイターばかりの事業部だったので、最初は居づらくてしょうがありませんでした。

なんせ周りで話されてる会話の9割が、専門用語ばかりで聞き取れないんです。わからないことは基本的に教えてもらえますが、Webのスペシャリストたちがいるフロアはもう、私にとっては宇宙語の飛び交う恐ろしい場所でした。

それでも人って慣れるもんです。

学びの場に無理やり身を置いたら、あとはやるだけ。目の前のことをただひたすら一生懸命やりました。

結果、私の書いた記事のひとつが、月間3,000万PV以上あるモンスターサイトで2位のアクセス数を記録しました

もちろん、元々のドメインパワー(サイト自体の評価)もかなり影響は強いと思います。

それでも、数多くいるライターや専門家のインタビュー記事、ライティングのプロ、編集部が作る記事などすべて含めて、2位のアクセス数を集めたということはやはり、偶然ではないと思います。

それから1年半以上在籍しましたが、社員の方たちから「りのさんが書く記事はPVが取れる」と言われるようになりました。

そしていざ、フリーランスに転身しようと契約終了を申し出たとき、「フリーでやるなら引き続き記事を書いてほしい」と言われました。

これまで1日何本書いても時給1,750円程だったのが、「1本7,000円」という金額を提示されました。

これ、先ほどのPR記事などで考えると「単価安いじゃん」と思われるかもしれませんが、私が請け負っているのは、時間がかかっても1本2時間程度で書ける内容の記事。早いときは1時間で終わります。

つまり、1日8時間働いたら4本できるので日給2万8,000円。

月20日働いたら56万円です

書く記事のキーワードにもよりますが、記事を書くスピードがものすごく速い私は、派遣をしていたとき月100本近く書いてました。なのでもしフリーランスでもそのペースでやれば、月70万円は稼げるということ。

(実際は、ブログや旅関連のお仕事にも時間を使いたいので、100本も納品していません。)

こちらの報酬があまりにいいので、最初に応募した月給19万8,000円の固定給をもらえるお仕事は、現在ほとんどやっていません(本当はリスクを分散するために、収入源は複数持っておいた方がいいのですが)。

納品記事数も融通がきくので、例えば

1日4本×10日=40本納品→28万円

1日4本ペースでたったの10日働けばもう生活できちゃうので、ブログとかイラストとか、残りの20日間を全部違うスキルをつける時間に当てることだってできます

私の場合、相手からの提案で引き続きお仕事をもらえることになりましたが、こちらから提案するのもアリだと思っています。

「フリーに転身しようと思っています。もし可能なら、引き続きお仕事をもらうことってできませんか?」

と。

派遣がそんなこと言っていいのか?

いいんです!

もしかしたらそういった提案は、派遣より社員の方が受け入れてくれるかもしれません。だっていくら内部の仕事をしていても、派遣は派遣会社に属している外部の人間ですから。

だけど在籍中に実績を作ったり、そうでなくても一生懸命仕事に取り組み、丁寧な仕事をしてくれる、と評価されていれば、いくらでもチャンスはあると思います。

相手もどこぞの知らないライターより、これまで自分たちの会社で働いてくれた、仕事の内容や進め方を把握している人の方が頼みやすいはず

実際、フリーランスとして働いている人と話す機会が増えて知ったことなんですが、会社員からフリーランスになった人は「在籍していた会社から継続して仕事を請け負っている人」がものすごく多いんです。

働いた会社が外部スタッフを雇っていて、それが公で募集しているものでなかった場合はとくにチャンスです。

私のように派遣勤務だった状態から、お仕事を引き続きもらって今フリーランスとして活動している人も、結構知ってます。

会社に在籍して信頼を勝ち取る→フリーに転身するときに引き続き仕事をもらえないか提案する

これ、フリーランスへの転身ルートの王道です。

仮に断られてもこちらにはもう「スキル」と「経験」がありますから。自信を持って単価の高いライター募集している企業に応募できると思います。

派遣も立派な経験ですし、新しくライター業をさせてもらう企業には、別に「派遣でやってた」なんて業務形態を知らせることもないです。

りの
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「○○という企業の○○という媒体で記事を書いていました」と、堂々と言ってください。

ブログから仕事につなげる

ブログから仕事につなげる

これは先に説明しちゃいましたね。

好きな分野や得意な分野を発信し続けていると、ブログの問い合わせからお仕事依頼をいただくことがかなり多いです。

PV数が多ければ多いほど、人の目にとまりやすく仕事依頼も増えるかもしれませんが、少ないからといって可能性はゼロではありません。

ただ、仕事をもらえるようにブログを整えておくことが大事。得意分野の記事をためていくことはもちろん、

  • プロフィール(お仕事実績などのポートフォリオ)を充実させておく
  • 料金表を作っておく

なども大事です。

●プロフィール(お仕事実績などのポートフォリオ)を充実させておく

例えば、私の場合はこんな感じで作っています。

ポートフォリオ

まだまだ改善の余地がありそうですが、これでもお仕事はちょこちょこいただいています。

  • 経歴や職歴
  • 得意分野
  • スキル(SEO・画像編集など)
  • 対応可能なお仕事(写真撮影・記事執筆・取材・SNS拡散など)
  • 実績(実際に書いたPR記事など)

この辺りの情報を記載しておけばいいと思います。わかりやすい場所にお問い合わせフォームを設置しておくのも大事。

●料金表を作っておく

例えば

  • 取材・執筆 3,000文字 5万円
  • PR記事 2,000文字 3万円

など。

もしPV数が好調なのであれば、それも一緒に公開して拡散力をアピールしてもいいと思います。

ただこれは、ある程度お仕事が選べるくらい余裕が出てきてからでもOKだと思います。

たまに「あなたのプロフィールを載せる代わりに、寄稿してくれないか」と、ボランティアのような依頼を受けることもあります。

これから知名度を上げたい!実績を増やしたい!ということであれば、無償で記事を書いてもいいかもしれませんが、これからもっと収入を増やしていきたい!という人には、あまりいい話ではありません。

自分のスキルを安売りしない値段交渉の手間を省くお金にならない依頼はふるい落とす、という意味で、この料金表は後々作ってみるといいと思います。

もし無償で受けるという場合も、依頼サイトのPV数(影響力)や、そのサイトが自分がこれからメインで発信していきたいことのジャンルなのかどうかも、見極めた方がいいです。

SNSから仕事につなげる

SNSから仕事につなげる

SNSで積極的に発信してお仕事をゲットする人も多いです。

私も実際にTwitterを通してのお仕事依頼、これまで結構あります。

SNSでは発信ジャンルをなるべく統一して、「○○と言えばこの人」と言われるようにしておくこと、プロフィールにはブログURLでもいいですが、お仕事実績ページへ直接飛ぶURLを貼っておくことをおすすめします。

実際に私のTwitterプロフィールページから、お仕事実績を覗いてくれる人、結構多いです。

バズるまでいかなくても、ある程度いいねやリツートを多くもらえる投稿をしたときなんかは、ブログのプロフィールやお仕事実績に飛んでもらえるので、運よく誰かの目にとまれば、そこからお仕事につながる可能性もあります。

同じような人との横の繋がりを持つという意味でも、SNSは手軽で便利です。

りの
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SNSで「#ライター募集」ってのもたまにありますし、活用して損はないと思います。

媒体に直接営業する

媒体に直接営業する

今やあふれるほどのWebメディアがありますが、気になるメディアがあったら「ライター募集」をしていないか探してみてください。

1記事いくら、とはっきり書いてあるメディアは少ないですが(書いた記事のPV数によって金額を決める場合もある)、意外と募集しています。

募集していないメディアでも、実際は「いい人がいれば書いてもらいたい」と思っているところはたくさんあります。

私がライター業のお仕事をもらっているファッション誌のWebメディアでも、募集は一切出していませんが、担当編集者に直接聞いたところ「募集してるよ」と言っていました。

また、私の名刺がこれなんですが↓

これを渡したら「イラストも描けるの?」「ちょっと描いてくんない?」と言われました。

書籍を扱う出版社のWebサイトなら、ぶっちゃけそこから雑誌での執筆なども狙えます

雑誌の編集部とWebの編集部は分かれていることが多いですが、少なくとも私がお世話になっている大手出版社では、Web記事を書いていた人が、雑誌の方でも取り上げてもらっているのをよく目にします。

例えばですが、企画ページのひと枠をもらえたり、毎月恋愛コラムで1ページ書かせてもらっていたり。

こういうのって、超知名度があってそれなりに実績ある人じゃないと無理なんじゃないかって思いますが(そういう人が多いのは事実ですが)、決して狙えない枠ではないと思っています。

媒体に直接営業するのは収入面を増やすためではなく、どちらかというとこれからの活動を広げていくためのものだと思いますが、他に得意と言える「専門分野」を伸ばしたい人は、チャレンジしてみる価値があると思います。

ちなみにどうやって営業するの?と不安かもしれませんが、基本的にサイトのお問い合わせフォームに問い合わせてみるのが◎

そのときできれば、自分のブログのURLだったり、ポートフォリオだったり、企画するジャンル(旅記事が書けます、恋愛系が得意ですなど)と、そのジャンルで自分が実際に書いた記事を添付できるといいと思います。

また自分が書ける記事の内容だけでなく、その記事を掲載してもらうことで、相手になんのメリットがあるのかも伝えなければいけません。

PV数を稼げるのか?商品の売り上げに貢献できるのか?

そのメディアがゴールとしていることを見定めて、自分はどの部分でお手伝いができるかを考えてみてください。自分が書く記事によって、相手にどんなメリットがあるのかを想像させるんです(御社がターゲットとしている20代女性のユーザーアップが見込めます、など。もちろんその裏付けも)。

返事が必ずあるとは限りませんが、フリーランスのライターは、こういった営業を結構やっています。

いろいろなサイトを見ると、「ライター募集」なんて大々的には書いてませんが、記事を書いている人のプロフィールを見ると、「美容ライター」「コラムニスト」「○○専門家」など、フリーで活動している人ばかり。

サイト側からオファーされた人だけが記事を書いているとは限らないんです

もちろん原稿料の相談もしなければいけませんが、はじめから金額を提示しなくても、まずは「お仕事として(報酬が発生する)」記事を書かせてもらえないかどうか、問い合わせしてみるのがいいと思います。

また、トラベルライターなどはタイアップ企画を持ち込むのもありだと思います。

私の場合ですが、海外の列車チケットを扱っている企業に「アメリカ横断」のタイアップを持ち込んだことがあります。

内容を見せると…、こんな感じのメールを送りました。

初めまして。「りの」という名前で旅ライターをさせていただいている者です。

この度は突然のご連絡にて失礼いたします。

来年、鉄道にてアメリカ横断を計画しておりまして、貴社の扱うアムトラックU S Aレイルパスを使ってタイアップさせていただけないかご連絡させていただきました。

私は現在、フリーランスとして活動しながら旅(海外旅行)の発信をメインにブログ運営やイベント活動等行っております。

過去に世界一周をした経験から、今年の春に「拝啓、世界であわてふためく女子たちへ」(雷鳥社)という海外旅行のトラブルに特化した書籍も出版させていただきました。

英語も話せず海外に飛び出したため旅中のトラブルが絶えず、その実際に私が経験したトラブルをコメディ要素の強い漫画と、予防や対処法など役に立つ情報の文章とセットでまとめたものです。

これを機に、今後も旅に関する(特に女子旅)おすすめ情報や、海外での信じられない出来事、絶景、食べ物、トラブル…etc さまざまな旅情報を発信していきたいと考えております。

アメリカは一度キャンピングカーで横断しており、これまで50カ国以上旅した中で私の一番好きな国でもあります。毎年アメリカには行くのですが、どうしても一度列車旅をしてみたい、と今回再度アメリカ横断を企画しました。

具体的には、アムトラックU S Aレイルパスのチケットを工面していただくことと、執筆者紹介を掲載していただくことをご検討いただけないでしょうか。

貴社ホームページコンテンツには、写真+文章でアメリカ横断乗車体験記や、旅に用意すると良いものや食、各下車地域の観光情報等、執筆させていただきたいと思っております。当ブログやS N Sでの貴社PRも可能です。

出発時期やアメリカ横断期間は決めておりませんが、フリーで活動しているため基本的にはいつでも可能です。また、もし可能なら友人と女子2人旅も考えており、その場合、旅中(列車内、下車地での観光等)の写真や、一人ではできない体験記なども増やしていけるかと思います。

難しい内容かもしれませんが、ご検討いただけたら非常に嬉しいです。

突然のご連絡とお願い、大変失礼いたしました。お忙しい中恐縮ですが、返信お待ちしております。

ブログ:rinotrip.com

ツイッター:https://twitter.com/ririririnotan

インスタグラム:https://www.instagram.com/rinotrip11o2/

結果はNG。

この企業のメインがヨーロッパ鉄道のチケット販売だったので、アメリカ鉄道のチケットタイアップは今回は見送らせていただきたい、とお返事が来ました。

なのですみません、この文章を丸々参考にしていただくことはできませんが、タイアップ持ち込み直後、「次の会議で議題に上げるのでお時間少し頂戴します」とかなり前向きなお返事が来たこと、「ブログを拝見しました。非常にわかりやすく私どもでも参考にさせていただきたいです」という言葉をもらったこと、これは私にとって一歩進んだ経験です。

その後コロナの関係もあり、こういった旅行系のタイアップ企画は持ち込めていませんが、今後もめげずに企業とタイアップできないか直接営業していきたいと思っています。

りの
りの
私も失敗しまくっていますが、みなさんもぜひこんな風に営業かけまくってみてください。これが後々、長くお仕事を依頼してもらえる関係になる可能性も十分あります。

編集プロダクションで外部ライターとしてお仕事をもらう

編集プロダクションで外部ライターとしてお仕事をもらう

前半で、編集プロダクションに所属してスキルと経験を学ぶのがおすすめ、とお伝えしましたが、ある程度スキルがあって、これからもっとお仕事の幅を広げていきたいという人にはこの方法がおすすめ。

実は編集プロダクション、通称編プロでは「外部ライター」を募集していることが多いんです

先ほど言ったように、編プロは「出版社など企業から依頼を受けて、Web記事や小冊子、書籍などを作って納品する会社」。

例えばですが、出版会社から【旅行誌】の依頼が来たとしましょう。そして全100ページの中で10ページ分、〝旅に便利な持ち物特集〟みたいなのを企画したとします。

内部のライターで詳しい人がいれば、その人に書いてもらうかもしれませんが、もし外部ライターで「旅のプロ」とか「旅行ライター専門」など、旅に精通した人がいたら声をかけて執筆担当してもらう、なんてことがあります。

外部ライターとの業務提携はしていない、という編プロもあるので確認が必要ですが、募集している場合やはっきりと記載されていない場合、お問い合わせしてみるといいでしょう。

ちなみに編プロだけでなく、出版社でも外部スタッフを募集しているところもあります。

  • 編集プロダクション 外部ライター 募集
  • 出版社 外部ライター 募集

などで検索してみてください。結構出てきます。

募集しているその企業のこれまでの実績(関わった書籍など)をチェックし、それが自分の得意分野に関連のあるものだった場合、お仕事をもらえる可能性は高いです。

一発限りの単体のお仕事もあれば、継続的にもらえるお仕事もあるので、まずライターとして登録させてもらえるようポートフォリオを作っておきましょう。

会社によってはメールでOKのところもありますが、郵送してください、というところも多いです。

これは、私が編プロに送ったポートフォリオの一部(紙バージョン)。

編集プロダクションで外部ライターとしてお仕事をもらう
編集プロダクションで外部ライターとしてお仕事をもらう
編集プロダクションで外部ライターとしてお仕事をもらう
編集プロダクションで外部ライターとしてお仕事をもらう

数社に登録しています。

郵送に必要なもの一式はこんな感じ。

  1. ポートフォリオ
  2. 実際の作品(コピー)
  3. 名刺
  4. 短文メッセージ
  5. クリアファイル

ポートフォリオ、作品、名刺、短文メッセージをクリアファイルに入れて郵送します。サイズはA4でいいと思います。

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こんな感じでとにかくアピール!そのために、ポートフォリオに書ける実績を充実させておくことも大事です。

記事代行サービスのライターに登録する

記事代行サービスのライター募集を探す

※ここで言う「記事代行サービス」はクラウドソーシングではなく、多くのライターを抱えているより専門性の高い企業が行っているサービスのことです。

ブログやサイトを作っている人は外部に記事を発注することがあります。

記事を外注できるサービスには、多くのライターが在籍していますが、発注単価が高いところは登録ライターも質のいい人たちをそろえているので、報酬も期待できます。

そこで、「記事 外注」や「記事 代行」などと検索して出てきたサービス会社のHPをチェックしてみてください

そのHPは記事を発注したい人が見るものなので、そこにはライター募集はありません。

でもそのサイトのトップページ一番下、「運営会社」をチェックしてみてください。そこには記事代行サービスを運営している会社のURLが載っていることがあります。

私たちはそこをクリック。

その運営会社のHPに飛ぶと、募集要項や採用情報などに「ライター業」がある場合があるんです

企業によっては月何本納品できるかをアンケートで聞かれることもあります。「50本以上納品可能な人歓迎」などと書かれていることもあるので、できるだけ多く、継続して書ける人を求めている企業が多い印象です。

「質のいい記事代行サービス」を提供しているくらいですから、テストライティングも難しいかもしれませんが、レベルや報酬の高い企業のライターにも、ぜひチャレンジしてみてください。

クリエイターEXPOに出店する

クリエイターEXPOに出店する

これは年に一度開催されるクリエイターに特化した商談イベント。

仕事を頼めるクリエイターを探す買い手と、仕事がほしい作り手のクリエイターが商談することを目的としたイベントです。

  • イラストレーター
  • 漫画家
  • 動画クリエイター
  • Webデザイナー
  • コピーライター

などなど、クリエイターたちが自分をアピール(出店)して、仕事依頼が可能なクリエイターを探している人から、制作依頼や企画の相談をもらう場所です。

ここに、作家やWebライターブースもあるんです

全部で3日間開催され、費用は14万円。

一般的な感覚ではかなり高額ですが、ここからお仕事が成立してうん十万円~うん百万円の報酬につながる人も多いので、ここに賭けてみるのもアリだと思います。

私も今年出展しようかと思い、資料請求しました(保留中)。

普通に仕事していたら出会えない業界の人や、思いがけない大きな仕事などをもらえる可能性が高いので、今後自分の活動を広げていきたい人にはかなり有益なイベントだと思います。

スキルを掛け合わせる

スキルを掛け合わせる

スキルスキルと言ってきましたが、Webライターに最低限必要なスキルのお話をしていませんでしたね。

Webライターとして活動するために必要な絶対条件があるわけではないので、さまざまな意見があるでしょうが、私が思うに

  • 正しい日本語
  • 読みやすい文章
  • SEO
  • ワードプレス
  • 画像の編集

最低限この辺りのことができれば、十分活動していけると思っています。これらは本を読んだり、記事を書いたり、画像編集ソフトをいじったりすることで身につきます。

で、私がここで言いたいのは、この〝最低限必要なスキル〟にプラスできる付加価値をつけましょう、ということ。

冒頭で言いましたが、私は今イラストも練習しています。

「ライター」だけよりも「ライター×イラストレーター」の方がお仕事をもらえると思っているからです。

ライターなんて五万といます。

その中で周りの人よりもお仕事をもらったり、単価を上げてもらったりするためには、付加価値が必要です。例えば「文章だけでなく絵も描ける」という。

こちらがWebライターの仕事を依頼する側なら、ただ文章を書けるという人よりも、SEO知識があるライターの方に仕事を頼みたいですよね?

文章が書けてSEO知識があって、画像編集もできる人ならなおいい。

ライターと一口に言っても、こうしてスキルとスキルを掛け合わせることで、他のライターより一歩突き抜けることができるんです。

また、「付加価値」という視点からはズレますが、現在ライティング以外で何かしらスキルや得意がある人は、それを組み合わせてフリーランスが可能かどうかも検討してみてください。

例えば私の場合、スポーツ系の資格を多く持っています。ブランクはありますが、栄養士の資格も持っているし、ダイビング指導やヨガ、エアロビ、水泳、トレーニング指導できるスキルもあります。

実際にこれで10年近く指導していた実績もあります。

普通にトレーナーのアルバイトでもしようものなら、たぶん良くても時給1,300~1,500円てとこでしょう。

でもフリーランスインストラクターとして活動しようと思ったら?

実際にスポーツジムでレッスンを持つという方法もありますが、今やレンタルジムやシェアリングジムなんてものがたくさんあります。完全プライベートでジムをレンタルできるんです。場所によりますが1時間2,000円~3,000円程度で借りられます。

パーソナル料金って1レッスンまぁまぁ高いので、利益もそれなりに見込める。

コロナの影響でオンラインレッスンなんかも増えてきてますよね。

最初の顧客づくりが大変でしょうが、フリーのトレーナーとして活動することも不可能ではありません

だとしたら、月収の3分の1をトレーナー収入、3分の1をライター収入、3分の1をブロガー収入、という感じで分けることも可能です。

プロ並みのスキルや資格がなくても、例えばカメラが得意、動画編集ができる、SNSのフォロワーがめっちゃいる、これも大きな武器になると思います。

フリーカメラマンとして活動してみたり、動画編集者として活動してみたり、SNSのフォロワーを増やした方法を有料で配布したり、コンサルをやってみたりしてもいいと思います。今やSNSって仕事に繋がる重要なツールですから、フォロワー増やしたい人はたくさんいます。

ひとつひとつが20万も30万も稼げる仕事じゃなくていいんです。

  1. ライター 12万円
  2. カメラマン 3万円
  3. 動画編集 2万5千円

さまざまなお仕事を担当することでリーチを広げたり、収入源を複数持っておくことでリスクを回避したり、メリットは多いです。

こういった働き方は楽勝!とは言いませんが、やろうと思えばできちゃうんです、この時代。

別にライター1本でなくてもフリーランスはできるんです

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結果的にこれが「付加価値」になる可能性もありますしね。

値上げ交渉する

値上げ交渉する

稼いでいるライターは、確実に文字単価が高いです。

継続してお仕事をもらえるような依頼者がいる場合、値上げ交渉してみるのも○。1文字1円3,000文字×10記事では3万円ですが、1文字2円になれば6万円、3円になれば9万円、5円になれば15万円です。

同じ作業量でこんなにも値段が変わるんですよ。

収入を増やすには、単にお仕事数を増やすよりも、文字単価が高いライターになった方が手っ取り早いです

  • これまで自分が書いた記事が検索結果で上位を獲得した
  • できることや実績が増えた
  • 他企業からの評価が上がった

など、スキルが上がったり結果を出したりした場合は、交渉してみる価値アリです。

また、こちらから「1文字3円で承ります」などと依頼待ちをしてもいいと思います

例えばランサーズなら「スキル・経歴を出品」できます。ココナラやクラウドワークスでも可能です。

実績ができ、自分のスキルにも自信が出てきたら、安売りせずに自分の価値をアピールしてみましょう。

①〜⑩を組み合わせる

①〜⑩を組み合わせる

仕事を増やしていく方法や収入を上げる方法を10個お伝えしました。

これらを上手に組み合わせながら徐々に収入を確保していってください。報酬がそれなりに見込め、継続してもらえる仕事をゲットして収入の柱を作ってしまうのが手っ取り早いですが、はじめからとんとん拍子にいくとは限りません。

でもお仕事の探し方や取り方、収入の上げ方がわかったので、あとは行動するだけ。

考えすぎると、できない理由ばかり頭に浮かびます。計画は大事ですが、考えすぎないこと。まずいろいろやってみてください!

フリーランスになりたいなら思い切って行動しなきゃいけないタイミングは避けられない

フリーランスになりたいなら思い切って行動しなきゃいけないタイミングは避けられない

専門知識を学ぶためにスクールに通う、会社に属す、独学で頑張る、など、どの道を選んでも、フリーランスになるためには何度か今の生活を変えるための、「思い切った行動」が必要になります。

これまで話した内容を例にとると、

  • 派遣に登録する
  • 転職活動する
  • 拠点を移す
  • ブログを開設する
  • メディアに営業をかける

…など。

文字で見ると簡単ですが、いざやるとなると、腰が重い人ばかり。

フリーランスになって月収100万円稼ぎたい!
年収2,000万円はほしい!

仮にそう思っていたとしても、今目指すのはそこじゃありません。最終目的地ばかり見ているから「遠いな…」「無理かも…」って思うんです。

もちろんこれからやることは、そこに続く道でなければいけないのですが、まずは

  • 目指す職種のスキルをつける
  • その職種の仕事を体験する
  • 最低限生きていける生活費を稼ぐ

この辺りから目標設定するべきだと思います。最終的な理想ばかり並べて何もしないのでは、自分の実力不足を実感し挫折するだけ。飛び級はまじでないですから。

それから、ちょうどいいタイミングを見計らっている人。

きません、そんなの。

もう少し時間に余裕ができてから、もっと○○になったら、とか言ってると、平気で1年2年経ちます。そしてそのとき、「あぁ、あのときちゃんとやってたら今頃少しは稼げてたのかな…」なんて言ってますよ。

やってもやらなくても、どうせ同じ1年が過ぎます。

りの
りの
だったら少しでも自分の理想とする方向に進む1年の方がよくないですか?

スキルなしの状態からフリーランスを目指す人がやるべきことまとめ

スキルなしの状態からフリーランスを目指す人がやるべきことまとめ
フリーランスになるまでの手順
  • STEP1
    いま自分がやっていることが本当に将来につながるのかを見直す
    繋がらないのなら思い切ってやめるなど、環境を変える決断を。目指す職業に、どんなスキルが必要か洗い出し、そのスキルをつけるための方法を考える。
  • STEP2
    副業または転職でスキルを磨きつつ実績を作っていく
    クラウドソーシングで仕事を受ける、転職してしまう、など。場合によっては拠点を変える必要も。
  • STEP3
    自分メディアを持つ
    スキルアップするのはもちろん、そこから仕事につながることも大いにある。
  • STEP4
    Webライターを目指すならSEOは学んでおこう
    遅かれ早かれ学ぶべきこと。これを理解していれば、Webライターの仕事は務まる。
  • STEP5
    仕事や収入を増やす行動に出る
    文字単価や仕事数を上げて、フリーランスとして独立をしよう!

仕事や収入を増やすための行動
  • クラウドソーシング以外で仕事を探す

・業務委託ライターを募集している求人サイトで「在宅」「ライター」「リモート」などで検索。
・報酬がはっきりしているところを探す。
・SEO記事の作り方を理解して難しいキーワードにもチャレンジしてみる。
・フリーランス向けのエージェントを利用する

  • 在籍した企業から引き続き仕事をもらう

・会社に在籍して信頼を勝ち取る
・フリーに転身するときに引き続き仕事をもらえないか提案する

  • ブログから仕事につなげる

・得意分野の記事をためる
・プロフィールやポートフォリオを充実させておく
・料金表を作っておく

  • SNSから仕事につなげる

・日常的に得意分野を発信しておく
・プロフィール欄にお仕事ページに飛ぶURLを貼っておく
・横のつながりを大事にする

  • 媒体に直接営業する

・サイトのお問い合わせフォームから問い合わせる
・相手サイトにとってのメリットを明確にする
・「仕事として」記事を書かせてもらう

  • 編集プロダクションで外部ライターとしてお仕事をもらう

・「編集プロダクション 外部ライター 募集」で検索する
・問い合わせる、または郵送で応募する

  • 記事代行サービスのライターに登録する

・「記事 外注」「記事 代行」などの検索結果で出てきたサイトをチェック
・記事代行サービスを運営している会社のHPで、ライター募集をしていないかチェック

  • クリエイターEXPOに出店する

・仕事を獲得するため、人脈、活動の幅を広げるために出店する

  • スキルを掛け合わせる

・ライター以外のスキルを掛け合わせて、他のライターとの差別化をはかる
・ライター以外の得意があればライター1本でフリーランスにならなくてもいい

  • 値上げ交渉する

・スキルや実績が増えてきたら、文字単価を上げてもらう交渉をする
・こちらから単価を指定して依頼を待つ

フリーランスになるための心持ち
  • 最終目的地ばかりみない
  • まずは「目指す職種のスキルをつける」「その職種の仕事を体験する」「最低限生きていける生活費を稼ぐ」ことから目指す

環境が整うタイミングなんてない。今すぐやれ。

最後に

最後に

この記事を購入してくださり、そして最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

いま私にお伝えできることを全部詰め込みました。

場所にとらわれることなく働けたら、日本全国どこにいたっていいし海外だって行き放題。「帰国日」を意識せざるを得なかった今までの旅行だって、これからは「好きなときに帰ればいい」に変わるんです

フリーランスの大変さももちろんありますが、私はなって良かったと心から思っています。

やってもやらなくても、頑張っても頑張らなくても同じ1年が過ぎます

「できるかできないか」じゃなくて、「やるかやらないか」です。

だって今フリーランスで活動している人、全員天才ですか?人並外れた能力の持ち主ですか?違いますよね。

みんな持っている元々の能力なんて、マジで大差ないですよ。

だから、やったらできるんです。

スキルをどう磨いていくか、お仕事をどう取るのかがわかったのですから、あとは環境を整えて頑張るだけ。

思いきって行動すれば、案外できてしまうものです。

しんどいはしんどいです。でも、やればできるのもまたWebライター。

考えてみてください。未経験でも1文字1円単価の案件はあります。じゃあ何文字書けば生活できるのか?

もし月20万円ほしいなら20万文字書けばいいんです。例えば1記事3,000文字程度のものなら、67記事ほど書く計算です。

月22日働くとしたら、一日3記事平均で書けばいいんです。しんどいけど不可能じゃないですよね?

もしあなたが海外ノマドをするなら、生活費はもっと安くて済みます。例えばタイやマレーシアにしばらく住むなら?

月4〜5万円程度でそれなりのホテルに滞在できるし、生活費も日本よりは抑えられるはず。もちろんどんな生活をするかにもよるけれど、10万円以下で生活するのは十分可能です。

月10万円程度稼げば暮らせる。

そう考えたら、できそうじゃないですか?

10万文字=3,000文字の記事×33個。つまり、22日働くとして1日1.5記事書けば稼げる値段です。

Webライターに限らず、こうして分解して考えてみるんです。今何をすればいいかが見えてくるし、無理じゃないことがわかります。

物事は意外とシンプル

複雑に考えすぎずに、まずやってみてください。

必ずできますから。

りの
りの
どうかこれを読んだ人の多くが、3ヶ月後、半年後、1年後、フリーランスとして活躍していますように!

おわり

特定商取引法に基づく表記