こんにちはっ!
さてさて、ケニアを抜け
やって来たのは
バングラデシュ!!!!
いやぁ、、ついにアジアですよ。。
世界二周目は
南米、中東、アフリカに行ければよかったんですが、
アジアも経由して
しっかり世界一周楽しんでますね!私!笑
実はバングラデシュ、
世界一周目の旅の序盤、
タイのあとに行こうと思っておりました。
が、調べてみるも
見所と言えば、世界一長いビーチがあるくらい。
ビーチって言ったって
写真で見る限り、リゾート的な感じではないし
誰かのブログを見たって、特に何もない、としか書いていなかったため、
興味をそそるものもないし
無理に行く必要なし、と判断し飛ばしたことを覚えています。
しかし、なぜ今さらここに来たのか。
バングラデシュにやって来たのには、こんなきっかけがありました。
エジプトでお会いした
ふたりでふらりさん、ご夫婦に
『バングラデシュおすすめだよ!!』
と言われたのが始まり。
今までの旅の話や、
どんな国に行って、最後はどこに行こうか、
なんて話していたときに、
こんな話をしてくれました。
バングラデシュ、
インドの国境近くの村に行ったときの話。
お世話になって、とても仲良くなり
最後、いざ旅立つというときに、
家族、親戚、もうそこら中の人がみんな
涙を流して見送ってくれたのがとても印象的だったそう。
写真を撮るとなったら、
その一瞬のために
みんなスーツに着替えてきたり、オシャレして集まって来たのが
すっごく可愛くて嬉しかったそうで・・。
とにかく家族のように接してくれて、
最後の最後まで泣きながら見送ってくれたんだそう。
本当に何もない村だったけど、
すっごく楽しかった、って言っていました。
もちろん、お二人の人柄もあって
そんな素敵な出会いがあったんだと思いますが、
イクエさん曰く、
絶景見たり、遺跡を見たり、
そういう【観光】に飽きて来たら、ぜひ行って欲しい場所。
これ聞いたら、なんかもう
行きたい!!!!
ってなってしまいました。笑
旅の本質ってそこなんじゃないか、
絶景もいいけど、
やっぱり人との関わりで心が動くことって、たぶん一生忘れない。
そんな風に思えてしょうがなかったんです。
だってイクエさんたち、
ピラミッドの話するときよりも
ブログの話するときよりも
どんな話よりも
このバングラデシュで経験したときの話をするときが
一番キラキラした表情だったんです。
誰かのブログで文字なんかで見るよりも、全然伝わってきた。
バングラデシュ行ってみたい!!!!
こうして私たちは
ケニアの後、バングラデシュに飛ぶことにしたのでした。
さて、バングラデシュに着き、
早速、目星をつけていたホテルへ。
一番安い部屋でいいと言っているのに
なぜか、
オススメの部屋をこれでもか!!とごり押ししてくるスタッフ。笑
シャワーにトイレ、
テレビにエアコン、
ソファーにベット3つ。
何度、
『ベット3つもいりません!!笑』
って言っても、
『ここは素晴らしい部屋だ!!君たちにピッタリだよ!!』
その部屋、まぁまぁします。
4,000円くらいしたかな。笑
最終的にごり押しをかわし、
泊まりたかった部屋へ通してもらいました。
それでも部屋は
エアコン、テレビ、バスルーム・・。
充分な空間。
値段はバングラデシュで言うと、相場なのに、
よく聞く
wifiがない、とか
南京虫が出た、とかいう宿より
よっぽどキレイで居心地のいい宿でした(*´∇`*)
さてさて、ここバングラデシュ、ダッカ。
道を歩くと
東南アジアでよく見かけるリキシャだらけ。
インド人ととっても似ているような気もするけど
インド人よりシャイな感じがします。
さて、それではダッカの街を観光します。
宿を出て、
お土産がたくさん買えると聞いた街の中心へ向かいます。
電車のチケットを買い、
ホームへ出ると、
こんな光景。笑
線路を渡るなんて当たり前だし、
電車の上にはたくさんの人。
結構なスピードで走るのに
大丈夫なんでしょうかね?(゚д゚)
行きたい場所の最寄駅に着き、
電車を降りました。
CNGと呼ばれる
バングラデシュのタクシーに乗ります。
リキシャではちょっと遠い場所には
これで行きます。
中はご覧の通り。
檻です。笑
しばらくして、
『着いたぞ。』
と言われた場所で降りました。
見渡す限り、ハテ?という場所。
学校かなにかでしょうか?
その辺のリキシャのおっちゃんに
行きたい場所を聞いてみるも
全然わからず。
しかし、あるリキシャの兄ちゃんが
『OK!そこならわかる!』的な返事が。
お金も100円かからないくらいだったので
道もわからないし、乗ってしまおう!と
その兄ちゃんに連れていってもらいました。
と、言っても、
この兄ちゃん、英語なんてほとんど出来ない。
ここバングラデシュは識字率がとても低く
英語が出来ない人の方が多い。
英語を話す人でさえ、訛が強いのか
発音が聞き取れません。
この兄ちゃんは
ちゃんとわかっているんだろうか・・。
行きたい場所伝わってるのかな・・?
一抹の不安を抱えながらも
リキシャに乗り込んだ私たち。
どんどん進むリキシャ。
30分は乗っていたでしょうか。
突然の渋滞。
同じ場所に1時間は止まっていたんじゃないか、
というくらい全く進みません。
歩いた方が早いわ!!
と思い、降りる!と言っても
意味がわからないのか
『問題ない。問題ない。まぁ待てよ。』
という感じの兄ちゃん。
確かにここで降りても
どこかわからないし
まぁ、いっか。
と、乗り続ける私たち。
しばらくして
雨が降りはじめました。
この時、ここバングラデシュは雨季。
毎日のように雨が降ります。
渋滞を抜け、
びしょ濡れになりながらもリキシャを走らせる兄ちゃん。
リキシャに乗り始めて
1時間半は経ったでしょうか。
なんか嫌な予感がしていたことは
的中しました。
最初着いた駅に戻って来たのです。(´・ω・`)
方向がおかしいな、とは思っていたんです。
しかも、渋滞に巻き込まれたとは言え
こんなに乗るはずない。
兄ちゃん、たぶんわかってないな、と思いながらも
どこに連れてかれるのか見ものだな、
と乗り続けたのでした。笑
そしたら見事、
最初に降り立った駅に戻って来た!!!笑
なんでー!!笑
駅名なんて、一言も言ってないよー!!(;´Д`
しかも
最初に100円と言われた金額だったけど
明らかに、100円で済む距離じゃなかったため
こちらから500円を渡すも、
『足りない。俺は雨にも打たれた。こんなにびしょびしょだ。』
いや。
知らんよ。笑
うまく伝えられなかった私らも私らだけど、
なぜそんなにも自信満々でここに連れて来たのよ、あんた。笑
来たかった場所と違うんだよ!(((((((( ;゚Д゚)))))))
なんて言ったって
通じやしない。
『800円だ。』
と言ってくる兄ちゃん。
揉めていると
周りにはあからさまな野次馬。笑
普通に30人くらいに囲まれてる・・。(((((((( ;゚Д゚)))))))
こんなにも多くの群集の中で
平気でぼったくってくる兄ちゃん。
しかし、周りはみんな英語が出来ないため
私たちが何を言ってもダメ。
兄ちゃんの言い分を聞く現地人。
『おい。800円だと。払えよ。』
という感じ。
ここは絶対に引き下がらないぞ。
500円だって相当払ってる方だよ!!?
500円はもらえると思って調子に乗ってやがる・・( ̄Д ̄)
しかし、いくら500円を渡しても
受け取らない兄ちゃん。
『いらないのね!!!じゃあ払わないよ。グッバーイ!』
と去ろうとすると、
『おい!待て!!』
そして500円を渡そうとすると受け取らない。
そして去ろうとすると、
『待てー!!!』
・・・。
この繰り返しを3回ほどやって
カチンときた。
500円を兄ちゃんの胸ポケットにぶっ刺し、
野次馬を掻き分け、
全ての人を無視して
駅のホームに向かいました。
結局、最初に行きたかった場所どころか
最寄の駅に着いて
どっか知らん場所に連れてかれ、
また駅にリターンして来た。
何しに来たのよ、うちら。
こんなおもろい話ある!?
と、るーさんと爆笑しながら
また帰りのチケットを買っていると、
一人の男性が話しかけてきました。
『さっきの金額は払いすぎだ。見ていて悲しかったぞ。』
英語を話せる彼は
身なり的にもおそらくいい会社に勤めているのでしょう。
彼はその後、
しつこいくらい親切にしてくれました。
電車の指定席を一緒に探してくれます。
彼自身もわからないようで、周りの人に聞き、
また全く関係ない人を巻き込みながら探してくれます。笑
でも、その関係ない人がみんな
助けを求められた時点で
関係ない人ではなくなるんです。
みんな親切にしてくれる。
おせっかいなくらい。
その後、
宿の近くの駅に着き、
『飲むだろ?』
と、あったかいコーヒーを
おごってくれました。
これが、めちゃくちゃに美味しかった。
私は
おしゃれな味より、
素朴な味が好きだ、って思った。
しかも
『優しさ』 という隠し味入り。
その後、宿はどこかと聞かれ、
リキシャにその宿の行き方を丁寧に説明し、
お金まで渡して、私たちを見送ってくれた男性。
駅まで行って、
駅から謎の場所に連れて行かれ、
そこからまた駅に戻ってくるという
一見無駄な一日を過ごした私たちでしたが、
このおっちゃんに出会うために起きた出来事だったんだね。きっと。
バングラデシュ。
外に出たら、なにかある。
何もなく帰ることはないよ。
必ずなにか面白いことに巻き込まれるから。
聞いていた通りだった。
今日は面白い人にたくさん出会ったよ。
明日は何が起こるんだろうか。
楽しみ。笑
続きはまた次回っ!
ではっ!