こんにちは!フリーランストラベラーのりの(@ririririnotan)です。
・スカイスキャナーを初めて使う人
・スカイスキャナーの使い方を知りたい人
・スカイスキャナーでお得な航空券を見つけたい人
格安航空券を比較する検索サイト「スカイスキャナー 」。
もはやさまざまな国を渡り歩く旅人だけでなく、ちょっとした海外旅行に出かける人たちにもなじみあるものとなりました。
でも、まだまだスカイスキャナーの便利さを使いこなせていない方も多い印象。
項目が多いので、気になる部分だけ確認したい方は、目次(↓)から対象の章に飛んでください♪
目次
スカイスキャナーの基本的な使い方
※個人的にスマホよりもパソコン検索の方がしやすいので、今回はパソコン検索の画面を例にして解説します。
\手順はとっても簡単/
まずはスカイスキャナー
(複数都市の選択枠もありますが、詳しくは後述します。)
↓
(「日本」などの国名、または「東京」などの都市名、「HND」などの空港コードでもOK)
↓
(アメリカなどの国名、または「ロサンゼルス」などの都市名、「LAX」などの空港コードでもOK)
↓
(出発日と現地出発日)
↓
(ここはエコノミー以外の座席を検索したい人、15歳以下の子供連れの人以外は、基本的にいじらなくてOK。)
この手順を元に、検索してみると…
例:東京⇄ハワイ 7月7日~7月14日
こんな画面が出てきます(検索結果は検索したタイミングで変わります)。
- 最適プラン
- 最安プラン
- 最短プラン
と出てきますが、ほとんどの場合、
- 最適プランは「価格と所要時間のバランスを加味した航空券」
- 最安プランは「(乗り継ぎ便など)時間がかかってでも安く行ける航空券」
- 最短プランは「値段が高くてもとにかく早く到着する航空券」
…という認識で大丈夫。
仮にこの「最適プラン」の一番上の航空券を選ぶとします。
詳細をチェックすると、こんな画面に。
矢印ボタンを押すと、さらに細かく見ることができます。
「最安プラン」の一番上の詳細も見てみましょう。
乗り継ぎがある便なので、矢印を押すとこんな感じで乗り継ぎの詳細も出てきます。
いざ、チケットを予約するときは、乗りたい飛行機の詳細ページから画面を下にスクロールし、「チケットを予約」のところを見てみましょう。
「HIS」「サプライス」「Travelgenio」…など、急にいろいろ出てきましたね。
実はスカイスキャナーは、格安航空券の〝比較〟サイトであって、〝予約〟サイトではありません。
よりお得な航空券を見つけるために、航空券を予約できる会社を比較するサイトです。
なので、実際にほしい航空券を見つけて予約するときには、各予約サイトに飛ばなければいけません。
さて、先ほど選んだチケットを取り扱っている予約サイトがここにズラーっと並んでいるわけですが、この中からどれを選びましょうか?
「同じチケットならより安いのが良くね?」
と思うかもしれませんが、ここで注意点をひとつ。
星マークとその横の数字を見てください。
これはこの予約サイトの評価と口コミ数です。
さらに詳細を見るとこんな感じで出てきます。
先ほど伝えたように、スカイスキャナーは、「比較サイト」であって「予約サイト」ではありません。
そのため、実際にどの予約サイトを使って航空券を買うかは私たち次第。
こうして航空会社や旅行会社のサイトに対する評価を示すことで、価格以外の要素も考慮できるようになっています。
(予約プロセスや予約後のサポートの質を評価するもので、フライトに関してのサービスなどは含まれていません)
なので、どの予約サイトを使ってチケットを購入するかは、口コミもぜひ参考にすることをおすすめします。
予約するサイトを決めたら「次へ」ボタンを押して、予約サイトに飛びましょう。
応用的な使い方でさらにお得な航空券を見つける
スカイスキャナーは、独自の検索方法がいっぱい!
さらに細かい設定をして、もっとお得な航空券を探すことができます。
日付が決まっていなくても検索できる
スカイスキャナーのすごいところは、日付が決まっていなくても月単位で料金をカレンダー表示できるところ。
安い日をとりあえず一気に見比べたい、という人は「月全体」を選択して検索ボタンを押しましょう。
するとこんな画面が。
グラフで見ることもできます。
ちなみにこの月表示したときの価格は、他のユーザーが特定のルートや日付について、過去8日間に検索した価格から算出された概算価格。
なので月表示機能で表示された金額はあくまで参考金額です。
目的地が決まっていなくても検索できる
これもスカイスキャナーのすごいところ。
目的地が決まってなくてどうやって検索するの?
って思うかもしれませんが、入力した場所から安い順に行ける国をズラーっと表示してくれるのです。
こんな感じで目的地を「すべての場所」にして検索すると…
出発地に設定した場所から安く行ける順に、国名が出てきました。
矢印マークをクリックすると詳細が表示されます。
案外ロシアって安く行けるんですよね。
複数都市で検索できる
「複数都市」にチェックを入れれば、最大6区間まで入力が可能になります!
例えば
東京→ロサンゼルス→(国内を自力で移動)→ニューヨーク→東京
なんて風に、到着した空港とは別の空港から日本に帰国する(オープンジョー)チケットを取ることもできます。
ロサンゼルスからニューヨークまでは、ローカル航空会社の国内線を使って移動したり、鉄道を利用して移動したり、変化に富んだ周遊旅行ができます。
地図から検索できる
目的地が決まっていない「すべての場所」検索に似ていますが、スカイスキャナーはこんな感じで、世界地図で場所と最安値を一気に見ることができます。
検索方法は「出発地」と「出発月」を指定して、「地図」をクリックするだけ。
緑:指定した出発地から直行便が出ている都市
赤:指定した出発地から乗り継ぎ1回以上で行ける都市
さらに、「往復6万円以内で行ける場所が知りたい!」など、予算が決まっている場合は、左上のバーで金額の範囲を指定することも可能!
大体の行きたいエリアが決まっている場合は、そのエリア周辺をクローズアップ。
ここから条件に合った都市や航空券を探すことができます。
細かい設定ができる
細かい条件がある人は、ここで設定すると、ぴったりな航空券を探すことができます。
経由地
- 直行便
- 乗継1回
- 乗継2回以上
「直行便以外は検索結果に出さなくていい」という人はここで直行便以外のチェックを外しましょう。
出発時刻
- 日本出発は午後遅い時間がいい
- 現地には朝着きたい
など出発到着時間もこだわる人はここで設定。
移動時間
最低でもかかる時間から表示されていますので、最短で行きたい方はグラフを一番左に。
航空会社
例えば
- 「私は全日空しか乗りたくない!」
- 「JALマイルを貯めているからワンワールドの飛行機がいい!」
など、乗る航空会社にもこだわりがある人はここで設定すれば、それ以外の航空会社のチケットは出てこなくなります。
空港
- 出発地に「東京(すべての空港)」と入力している人は「羽田」と「成田」が出ます。
- 「大阪(すべての空港)」と入力している人は「伊丹」と「関西国際」が出ます。
空港も設定したい方はここでチェックを入れましょう。
環境に優しいフライト
もし気になる方がいればこちらにチェックを入れると、二酸化炭素排出量が少ないフライトを優先して表示してくれます。
目的地に飛んでいる航空会社も探せる
トップページ下の左、「探す・発見する」の「航空会社」をクリックすると…
「人気のある国行き航空会社」など一覧で見ることができます。
例えば「トルコ」を選択すれば…
日本からの直行便や、トルコ行きの飛行機がある航空会社を一覧で見れます。
さらに、気になる航空会社をクリックすれば、その航空会社の詳細をチェックすることができるんです。
- 評価
- マイル
- 就航ルート
- オンラインチェックイン開始時間
- 受託手荷物の値段
- 機内サービス
などなど。
自分が乗る飛行機はどんな航空会社なのか、調べるのにもいいですね。
プライスアラートを受信できる
これは希望フライトに価格の変動があったとき、メールやプッシュ通知で知らせてくれる機能。
これを設定しておけば、日々の価格変動を見逃さないので、どのタイミングで航空券を買うべきかの判断材料になります。
設定の仕方は、希望の航空券を見つけたらベルマークを押すだけ。
スカイスキャナー3つの裏技検索テクニック
ここからは、基本、応用とは別に、よりお得な航空券を見つけるための「裏技的検索テクニック」をご紹介します。
「国/地域」を変えて値段の違いを見る
トップページの右上。
この部分をクリックすると、
- 言語
- 国/地域
- 通貨
を設定することができます。
通常は「日本語(日本)」「日本」「JPY-¥」となっていると思いますが、言語や通貨はそのままで、「国/地域」の部分を変更すると、値段が安くなる可能性があるのです。
例えば、インドネシア(ジャカルタ)行きの航空券を探しているとして、「国/地域」を「ドイツ」に変更してみましょう。
設定が全部「日本」のときの値段がこちら。
30,280円。
こちらが「国/地域」の設定をドイツにしたときの値段。
28,685円。
なぜこんなに違いが出るかというと、〝検索結果に表示される予約サイトが国ごとに違うから〟と言われています。
例えばドイツ(ヨーロッパ)でしかサービスを展開していない予約サイトがあった場合、「日本」の設定のままでは検索結果には出てきません。
でも「ドイツ(ヨーロッパ)」に設定を変えたら、出てきますよね。
このドイツ(ヨーロッパ)でしかサービスを展開していない予約サイトの方が、値段の安い航空券を扱っていた場合、こうして金額に差が出てしまう、というわけ。
また、こうして「国/地域」設定を変えて、現地の予約サイトで購入する場合、注意点もあります。
・予約サイトは英語または現地語の可能性が高い
・何かトラブルがあったときは、その予約サイトに問い合わせなければいけない
今はサイトが英語や現地語でも、Google Chromeで翻訳できるので予約自体は大丈夫だと思います。
が、もしトラブルが起きてしまった場合、問い合わせるのはその現地予約サイト。
英語または現地語で問い合わせなければいけない可能性もあるので、言葉に不安がある方は少しリスキーかもしれません。
目的地に就航している航空会社のHPを直接チェックする
これはスカイスキャナーから予約サイトに飛ぶのではなく、スカイスキャナーで検索して上位に出てきた航空会社のHPを直接見に行く、という方法。
例えば「東京⇄マレーシア」を検索してみましょう。
こんな結果が出ました。
一番安いのが「エアアジア 」。
「チェジュ航空」「スクート」もマレーシアに飛んでいるというのがわかりましたね。
次に実際にこの「エアアジア 」「チェジュ航空」「スクート」のHPを直接見に行きます。
エアアジア
チェジュ航空
スクート
直接航空会社のサイトで航空券を確認しましたが、この記事を作成したタイミングでは、スカイスキャナーより安いチケットは出てきませんでした。
ですが、もともとスカイスキャナーは予約サイトを比較するサイト。
予約サイトのキャンペーンやセールの反映にタイムラグがあるので、たまに予約サイトを直接見た方が安いときがあります。
なので検索結果は、どの航空会社が就航しているのかを知るためのものとして使い、検索結果で表示された航空会社のHPで直接金額を確認してみる、
というやり方をすれば、思いがけずもっとお得な航空券を見つけることができるかもしれないのです。
逆検索でよりお得な航空券を探す
これはスカイスキャナーだからこそできる裏技。
やり方は「出発地に目的地を入力して検索する」だけ。
まずは「東京⇄アイスランド」を検索。
最安値でも11万5,000円しますね。乗り継ぎも2回必要です。
で、ここからが裏技。
今度は〝出発地〟に「アイスランド」を入力し、〝目的地〟を「すべての場所」にします。
すると、アイスランドから安く行ける場所がズラーっと出てきます。
純粋に、東京からアイスランドを検索したときには出てこなかった路線もいっぱい。
この中から、日本から行きやすい国を探してみましょう。直行便が出てるとか、飛んでる数が多いとかでOKです。
よく見ると、日本に馴染みのあるイギリスが上位にいますね。
しかも5,000円。
さらに開くと…
ロンドン!
アイスランド⇄ロンドンが安いということがわかりました。
では日本からロンドンはどうだ!ってことで調べてみます。
77,910円!
つまり
「東京〜アイスランド」で検索→11万5,000円
「アイスランド〜すべての場所」で検索→8万3,000円
逆検索で見つけたチケットを組み合わせると、3万円も安くなりました!
細かい日数や時間調整まではまだしていないので、実際の乗り継ぎを考慮して検索すると、金額はもう少し上がる可能性があります。
でも普通に検索した結果より、万単位で安くなるなら、これは〝ロンドン経由を検討する価値アリ〟です。
旅慣れた人はここで「オープンジョー」の方が効率いいじゃん、と気づきますよね。日付をいろいろ試しながら、このルートでオープンジョーチケットも探してみましたが、乗り継ぎありで11万円〜13万円くらいの値段でした。
航空券を検索すると、基本的には検索設定に合わせて一番最適な航空券を表示してくれるのですが、たまにこうして逆検索をすることで、実は違う路線もあるってことがわかるんです。
この路線で安く行けるなら、もうひとつ旅行先を増やそうかな♪っていう選択肢ができるのも嬉しいですよね。
ただ、これをすることで荷物の預け直しが必要になったり、遅延などのトラブルがあっても融通が利かなかったりと、全部自分で乗り継ぎするのでちょっとリスクもあります。
海外の格安航空券はスカイスキャナーで検索!
ということで、スカイスキャナー
- 往復チケットか片道チケットかを選ぶ
- 出発地を入力する
- 目的地を入力する
- 日付を入力する
- 座席種別および旅行者を入力する
お得な航空券を見つける応用テクニックは以下。
- 月単位で料金を比較する
- 「すべての場所」検索をする
- 複数都市で検索する
- 地図で検索する
- 細かい設定をする
- 目的地に飛んでいる航空会社を探す
- プライスアラートを受信する
裏技的検索テクニックは以下。
- 「国/地域」を変えて値段の違いを見る
- 目的地に就航している航空会社のHPを直接チェックする
- 逆検索でよりお得な航空券を探す
「たくさんあるな~」と思うかもしれませんが、使い慣れてくると、自分に最適な航空券を見つける術がだんだん自然と身についてきます。
とにかくいろんな検索方法を試してみて、スカイスキャナーを使いこなしましょう♪