こんにちはっ！
本日は
セネガル最終日、
毎度、お馴染み
空港でのトラブルを
お話します(ﾉ´▽｀)ﾉﾜｰｲ
さて、
夜の２１時過ぎの便。
私たちは
イスラエルへ飛びます。
毎回毎回
空港でのトラブルがあるため
早目に行こうよ！
と、話していたものの
まぁ、今回は
心配事って・・
ない！！
だって、
空港は宿から近くて
一度だいごを見送りに行ってるからスムーズに行けるし、
イスラエルからは
ヨルダン、エジプトって南下するつもりでいたので
復路の航空券は持っていませんが
それは必要ない、っていうのも確認済み。
日本人は
観光目的で３ヶ月以内の滞在だったら
ビザもいらない、っていうのは
調べ済み。
何にも怯える要素なし！！！
さて、
でも一応
夕方前には行こう、ということで
このダカール空港へは
１８時頃には到着しました。
すごく小さな空港。
まぁ、３時間も早く来ればいいっしょ。
チェックインを済ませようと
チェックインカウンターへ向かいます。
・・が、
列に並ぶ前に
事前にパスポートのチェックがありました。
若い男性です。
彼は
私たちのパスポートを見るなり
『イスラエルへの滞在期間は？』
『復路の航空券は？』
など、質問してきます。
『１週間くらいです。』
『陸路でヨルダンに抜けるので、復路の航空券は持っていません。』
顔をしかめたその彼は
『ビザは？』
と言ってきます。
『日本人はビザは必要ありません。』
彼は何やら
航空会社の掟マニュアル的なものを出し、
ページをめくって、
何かを確認しています。
いやいや、乗れないとかないはず。
そんな掟ないよ！！
と、思いながらもちょっと心配。。
しかしすぐに
『ＯＫ。チェックインしろ。』
ふぅ・・。
毎度その脅かし止めて、もう・・(；´Д`
カウンターへ行くと
あっさりチェックインでき、
チケットを受け取ります。
『じゃあ、出国しようか。』
『あ、待って！さっき買ったジュースとかあるし、取られる前に飲んじゃいたい！』
飛行機に乗る前に
こういうのは大体取られてしまうので
ジュースなど余ったものを
すぐそこのベンチに座り、２人で処理します。
しばらくして、
『さ、行こうか。』
席を立って
手荷物チェックの場所へ。
・・行こうとしたら、
『ちょっと待て。』
え？
さっきの若い男性・・。
『もう一度パスポートを見せろ。』
マジかよ。
怯えながら
パスポートを見せる私たち。
しばらく何かを考えた後、
『・・・ＯＫ。』
なんなんだよ！！
どうしても乗せたくないのかね！！？
『もう、ビビらせるの止めて欲しいね・・。』
そして
手荷物チェックを終えたあと、
私たちは無事、出国スタンプを押され、
セネガル出国に成功！！
・・・したはずが。。
セネガルは…
そんな甘いものではありませんでした・・。
小さな免税店で
最後、お土産を見たり
搭乗まで時間潰すために
パソコンで撮った写真なんかを眺めていました。
Ｗｉｆｉは繋がりません。
るーさんが
『トイレ行って来るわ～』
と席を外したとき、
突然、怖い顔をした男性が
私を
『見つけたぞ！！』
と言わんばかりの形相で
近づいて来ました。
さっきの若い男性スタッフです。
なにやら
英語で話しかけて来ます。
たぶん
『もう一回戻れ。』
はは。まさかね。
だって
出国スタンプまでもうもらってるんだよ？
言っていることが、なんとなくわかったものの、
なぜ戻らなきゃいけないのか理解出来ず、
『ちょっと待って！！私英語ワカラナイ！！』
と、必死にるーさんを待ちます。
トイレから戻って来たるーさんは
『え？なにごと？』
若い男性スタッフは
るーさんにも同じように
戻れ、と言います。
『なんで戻らなきゃいけないの？』
『さ、さぁ・・？』
言われるがまま、
さっき通って来た出国ゲートをまた戻り
この航空会社の
チェックインカウンターまで引き戻されました。
そこに待っていたのは
ベテラン感がビンビン出ている
年配の男性スタッフ。
背も大きくて黒人。
申し訳ないけど
見た目だけで、
ものっすごく怖かった。。
彼は言います。
『復路チケットが必要だ。』
そんなはずないよ。
調べたもん。
『私たちは陸路でヨルダンへ抜けます。』
『イスラエルには一週間ほどの滞在です。』
『日本人はビザは必要ありません。』
『復路チケットがなくても入国出来るはずです。』
思い浮かぶ、全ての理由を話しました。
しかし、彼は
何を言っても
『Ｎｏ』
『ルールだ。』
『ビザがいらないのは３ヶ月のみ。３ヶ月でイスラエルを出るという証拠がない。』
マジかよ。。
その場で３０分近く戦ったでしょうか。
と言っても、直接話すのは
全部るーさん。
『こう言ってよ！絶対ちゃんと伝わってないよ！』
『いや、それさっき言ったやん！』
『あの言い方だと伝わってないって！！』
『でも何回も言ったやん！無理やって！！』
私たちまで険悪に。。笑
とにかく
この航空会社のルールなのか
セネガル、
もしくはイスラエルのルールなのか知りませんが、
復路がないと絶対に乗せない！！！！
と、はっきり言われました。
こんなことってある？
そもそも、
最初はＯＫ言ってたじゃん。
まずその時点で
おたく、ちゃんと把握出来てないじゃん。
しかもチェックインを済ませ、
出国スタンプまでもらった後に
連れ戻して
『乗せない』の一点張り。
ふざけてる。
せめて把握しとけよ。
最初に言われたならまだ時間があったのに
もう出発１時間前だよ。
どーすんだよ。
Ｗｉｆｉも繋がらないのに。
『キャンセル出来るチケット取る？』
『いや、もうそんなの調べてる時間ないよ。
近隣国から飛ぶチケットならいいんだろ？もうルート決めて取っちゃおう。』
『そうだね。。他に方法ないね。』
なんたって、
ここセネガルから
イスラエルに飛ぶ飛行機代。
７万くらいしてますからね。
乗れなかった、
じゃ、シャレにならないのです。
しかし、問題は
Ｗｉｆｉがないこと。
そもそもチケットを取れないのです。
『Ｗｉｆｉが飛んでいないのでチケットを取ることが出来ません。
この辺にＷｉｆｉがある場所はありませんか。』
すると、
この男性スタッフ。
『知らない。空港の外のオフィスでチケットを取れ。』
乗せない！と強く言ったあとは
完全に他人事な対応。
空港の周りは
本当になんにもなく、
Ｗｉｆｉが飛んでそうなカフェなんかも
もちろんない。
各航空会社のオフィスが
何軒かあったものの、
普通に窓口で買うチケットなんて
高いに決まってる。
ここは西アフリカ。
私たちが欲しいチケットは
中東から飛ぶチケット。
そもそも
ここにある航空会社からしか選べないなんて
平気で数十万レベルのチケットしかないでしょ。
というか、そんな安いチケットを探しに
オフィスを回る時間もない。
『外の会社は私たちにとって、とても高額です。
インターネットを使わせて下さい。』
しかし、
『Ｎｏ』
一点張り。
こいつの態度から
『一点張り』っていう言葉が出来たんじゃないか、ってくらい
一点張り。
必殺 『パソコン貸してください。』
に対しても
断固
『Ｎｏ！！！』
クソ・・。
空港にあるインフォメーションへ行って
Ｗｉｆｉ使える場所を聞くも、
それも『Ｎｏ』。
やはり無いのか・・。
でも
Ｗｉｆｉが使えない＝もう飛行機乗れない
どうしよう。。
ムックに電話する？
でもしたところで、
時間ないし・・
状況は変わらないよね。。
空港に行く時間を
ムックに話したとき、
『夕方には行くよ！
でも私らほぼ１００％トラブル起きるから、早目に行きたいんよね・・。』
と話していました。
ムックは
『そんなトラブるん？でも、そうそう毎回トラブル起きないやろ！笑
今回は大丈夫やろ！！夕方に向かえばいいんちゃう？』
親愛なるムック様。
私たちは
今日もまた、
予定通りトラブルに巻き込まれております。
嵐を呼ぶ女より。
まさか、ムックも
私たちが
セネガル出国危機に追い込まれてるなんて
今、現段階で
想像もしていないでしょう。ははは・・笑
そして、
泣きそうになる私たちの近くに
別の男性が近づいて来ました。
『なぜ、出国後にここにいるんだ。』
それは恐らく
出国スタンプを押してくれた男性スタッフ。
出国したはずの日本人２人が
出国ゲートをまた戻って行く姿を見ていたのでしょう。
『あのジジイにいじめられたの・・(´；ω；`)』
的な口調で助けを求めました。笑
するとその男性は
さっき私たちに
断固『Ｎｏ！！』と言ったモンスターの場所へ行き、
『なぜこんな事になっているんだ。』
と、事情を聞きます。
いけーー！！！いけーー！！！
私たちに残された道は
あなたが救ってくれる事しかない！！･ﾟ･(ﾉД`;)･ﾟ･
このモンスタージジイは
航空会社の人間だし
この救世主は
国の入国管理官でしょ！？
力の差はどう見たって、
入国管理官でしょ！！！
頼むぞ！！
救世主！！！
・・が。
ジジイが冷静に
一通り説明した後、
その救世主は、
私たちの顔も見ずに
静かに去って行きました・・。
え！！？
負けたの！？
ジジイに負けたの！！？
そんなぁ・・(´；ω；`)
もう時間がない。
Ｗｉｆｉもない。
助けてくれる人もいない。
今まで
いろんな空港トラブルに遭ってきたけど
なんだかんだで
乗れなかった、とかは無い。
でも今回は、
今回こそは、
もうダメだ。。
私たちは、
今にもこぼれそうな涙をこらえ、
２人で途方に暮れるのでした。
続きはまた次回。
ではっ！
